荒木飛呂彦さんの作品の書影

荒木飛呂彦

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3,851

4.0

24巻まで読みました

ジョジョの奇妙な冒険 第7部。
第6部終了後に始まりましたが、その際は『ジョジョの奇妙な冒険』ではなく、単に『スティール・ボール・ラン』というタイトルでした。
主人公の名前がジョニィ・ジョースターでジョジョであること、また、登場キャラクターに過去のジョジョのキャラクターを連想させるようなキャラクターが多数登場することから、ジョジョシリーズの一部であることを感じさせますが、タイトルに『ジョジョの奇妙な冒険』は含まれておらず、当初は、全くの新規連載と思われていました。
その後、掲載誌が週刊少年ジャンプからウルトラジャンプに移籍になったことに伴い、タイトルに『ジョジョの奇妙な冒険』がつき、公式にジョジョシリーズの7部になったという経緯があります。

7部は、6部までのジョジョシリーズと大きく異なっていて、ジョースター家やディオ・ブランドーとの因縁、血の運命を想起させる内容にはなっていません。
過去作との繋がりは一見として無く、何かをほのめかすように、過去作のキャラそっくりのキャラクターが登場します。
例えば、半分サイボーグのドイツ人「フリッツ・フォン・シュトロハイム」や、エジプト人の流浪の民「ウルムド・アブドゥル」というキャラが登場しますが、2部や3部に登場した良く似た彼らとの関係性は明言されないままとなります。
主人公のファミリーネームも"ジョースター"ですが、6部までのジョースター家とは関連しないです。
本作の世界は6部ラストでプッチ神父のスタンド能力"メイドインヘブン"により誕生したパラレルワールドであり、本作に登場する過去作のそっくりさんは、"パラレルワールドの存在あるいは登場人物たちの祖先"であるという設定です。
ただ、その設定は作中明かされない裏設定のようなものなので、本作に関してはそれまでのジョジョシリーズとは別作品として読んでいいと思います。

舞台は19世紀末のアメリカです。
そこで開催される北アメリカ横断レース『スティール・ボール・ラン』を舞台に、参加する選手たちの姿を描いた作品となります。
主人公は、身勝手さから引き起こしたトラブルにより下半身不随となった元・天才ジョッキー「ジョニィ・ジョースター」と、謎の回転する鉄球を操る男「ジャイロ・ツェペリ」の二人です。
それぞれの思いを胸にレースに参加した二人が、妨害や攻撃に遭いながら馬を駆り、ゴールを目指す展開となります。
過去のジョジョシリーズ同様スタンド能力が登場します。
長距離レースが舞台ですが能力者バトルがメインですね。
本作ではスタンドの解釈が少し違っていて、改めて説明が入るので、本作からでも問題なく楽しめると思います。
ただ、5部後半以降のジョジョ同様、登場スタンドの能力が難解で、何がどうしてそうなったのかわかりにくいです。
ジョジョシリーズを本作から入ってしまうと、ジョジョの面白さがわからないと思うので、ある程度、ジョジョを読み、こういうものとわかっている方向けの作品だと思います。

6部までに比べると、ネット上でよく見る名言みたいなものは7部に関してはないと思います。
D4C(Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすく行われるえげつない行為))というスタンド名は有名ですね。
また、なんだかんだで第7部はジョジョファンは読んでいて、スティール・ボール・ランを語れるか否かは、ジョジョファンか否かのある種の試金石と思います。
他のジョジョシリーズとは違うように感じる作品ですが、ジョジョ好きであれば楽しめる作品です。

STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険

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4.3

24巻まで読みました

ジャイロツェペリが愛おしい
下半身付随の主人公ってなに
てか無限の回転って何

STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険

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ストーンオーシャン ジョジョの奇妙な冒険

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完結・全17巻

3.9

17巻まで読みました

ジョジョの奇妙な冒険 第6部。
"黄金の風"終了から、少しの休載期間を得た上での連載で、掲載誌は週刊少年ジャンプです。
"ファントムブラッド"から続いていたコミックのナンバリングは本作で一旦リセットされ、『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』というやや長めなタイトルとなります。

主人公は、3部の主人公「空条承太郎」の娘「空条徐倫」。
ジョジョシリーズでは現時点で唯一の女性主人公ですね。
舞台はアメリカ・フロリダ州の"グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所"。
無実の罪でそこに収監されてしまった徐倫(通称: ジョリーン)は、父から受け取ったペンダントに仕込まれていた矢の破片によってスタンドに目覚め、過去の血の因縁から自分を狙う敵と戦うという展開です。
敵は3部以来のDIO関係で、主人公も承太郎の娘ということで"血の運命"を想起させる内容となっており、ジョジョファンには嬉しい設定です。

キャラクターは非情に個性的です。
ただ、ジョリーンとエルメェス、F・Fは友情で結ばれている感じがありますが、それ以外は利害の一致という感じがしました。
そういう意味で、過去の作品と比較すると、仲間同士が手を取り合って敵と対峙するイメージが薄く、異質な感じがあります。
また、以前からそういうきらいはあったのですが、本作は特にスタンドの能力が複雑でわかりにくいです。
主人公のスタンド能力は糸になるというもので、序盤は糸の能力を上手に使って窮地を脱する展開は楽しく読めたのですが、中盤以降は何が何やらわからなくなったというのが正直な感想です。
メビウスの輪になったから裏返らないとか、なぜかカタツムリが大量発生して主人公もカタツムリになるなど、展開がとても突飛です。
ジョジョシリーズの人気度的にもあまり高くなく、「結局どういう話なの?」という作品になってしまっている感じがあります。

ただ、エルメェス兄貴の「もうあげちゃうわッ…あたしのパンティー!」、プッチ神父の「落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…」など、有名なセリフも多いです。
ジョジョファンは当然押さえておくべき作品だと思います。

ストーンオーシャン ジョジョの奇妙な冒険

レビュー(623)件

完結・全17巻

3.5

名前覚えられません

ジョジョの奇妙な冒険

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完結・全63巻

4.5

2部の波紋カッコ良すぎる!
4部の雰囲気も大好き

ジョジョの奇妙な冒険

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