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『避暑地』の書影避暑地

避暑地

129

発刊: ~

既刊1巻

不倫。障害があるから燃え上がるものなのか。のめり込んでゆくけれども、その愛情は純粋で深く、普通の恋と変わらない。ただ、世間が許してくれないだけ。どこがゴールなのか、どうなるのが幸せなのかは分からない。刹那なものなのかもしれない。そんな揺らぐ思いがつまった、伊藤悶ならではの4編のアンソロジー。不倫は文化、そんな言葉を思い出してしまうような嘆美な世界に浸ってみては。

結婚記念日には、ホテルのスウィートルームに泊まり、とびきりのプレゼントを贈る。毎年そんなセレモニーをする一級建築士・高雄と社長令嬢・緋佐子の夫婦。裕福な家庭で順風満帆に育ってきた2人は何の障害もなく学生結婚し、周囲には「すぐ別れる」と考える者も多かったが、結婚生活も今年で10年目。しかし、今年の結婚記念日直前に高雄の身に不測の事態が…!? 結婚記念日をテーマに夫婦愛を描いたオムニバス短編集。全3話収録。

使える男は踏み台にしてでものし上がりたい、どうしても元カノに会われるのが嫌でたまってしまうジャラシー、元カレを忘れることができずに引きずってしまった何年間の時間、綺麗な女が得をすると思い込んで整形を繰り返す女心。30過ぎれば、そのどれかを経験した女性も多いのでは? 都会的でセクシーな伊藤ワールドで、重いんだけど、どこか分かってしまう女あるあるをご堪能あれ。豪華4本だてのアンソロジー。

『夕闇にくちづけ』の書影

夕闇にくちづけ

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発刊: 2010.6.4 ~

完結・全1巻

「ぼくは…ふたりの母親に捨てられたんだ」――1度は生みの母親に、そして2度目は養子先の母親に。傷ついた過去を忘れるため、ジャスティンは自分に新しい名前をつけ、実業家として成功する。しかし、彼の頑なさが周りの人間から彼を遠ざけた。妻も自分と子供を捨て男と逃げた。ぼくは誰からも愛されない…心の奥底に隠していた涙に気づいたのは、なぜか息子の小学校の教師イーヴィーだった。人の家庭に口を出してくるおせっかいな女と反感をもっていたのだが…!?

大富豪アルフレッド・ウィンゲートが亡くなったとき、個人秘書のシンシアは困惑した。遺言で自分に豪邸と財産が遺されていたからだ。確かに私は病床の老人を安心させるため、彼の孫息子グレアムと婚約したけれど、今となっては浮気者のグレアムと結婚するつもりはない。なのに婚約を解消して遺産を辞退したくても、遺言の条件がそれを許してくれない。おまけに金持ちの老人をたぶらかしたといわんばかりに、グレアムの兄リックが冷ややかな目でみつめてきて…!

初めてガーデンパーティーに招かれたのは15のとき。主のそばに、つつましやかによりそう夫人の、この上もなく幸せな顔が、わたしの目に焼きついて離れなかった…。

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