中央ユーラシアに暮らす、遊牧民と定住民の昼と夜。 美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!
背丈は9センチ。森の奥で暮らす彼女たちは、とっても小さいのです。 ハクメイとミコチ。緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。 そーっと覗いてみませんか? 穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。
花塚姫子12歳、土屋文治30歳。ふたりの関係は「許婚」だった――。西洋のモダンな文化が広がり始めた大正時代。華やかで活気に溢れたその空気の中で、「文治さま」「許婚殿」と呼び合うふたりは、18の歳の差を超え、ゆっくりと愛を育んでいく。『ルドルフ・ターキー』でアメリカ黄金期を活写した長蔵ヒロコの最新作は、濃厚で芳醇な愛の物語。読切掲載時に熱狂的な支持を得て連載化が決まった本作、待ち望まれた第1巻がついに刊行!!
「エマ」の著者、森薫氏が個人誌のみで発表された3作品が1冊となって登場。 「シャーリー・メディスン」「僕とネリーとある日の午後」「メアリ・バンクス」を収録。
イギリス人の目から見る、懐かしくも驚きに満ちた日本文化 ディスカバー・ジャパンーーこれは、古き良き日本文化を取り戻すための物語。 時は明治初頭。東京から蝦夷まで、地図なき道を旅したイギリス人がいた。 その名はイザベラ・バード、冒険家。彼女の目的はただひとつ、滅びゆく日本古来の生活を記録に残すこと。 通訳の伊藤鶴吉をひとり連れ、日本人すらも踏み入ったことのない奥地への旅が、今はじまる! 漫画誌ハルタの実力派新人・佐々大河。初のコミックスは、日本の魅力を熱筆した旅物語!!
少女は運命を乗り越え、神々と対峙する――。古代倭国ファンタジー、開幕! 遥か昔の倭の国の、神代と人世のその間。神々が人間と共存していた時代。 村を司る神・切風孫命神への生贄に選ばれた少女・妙(みよ)は、避けられぬ死に怯えていた。 しかし、神と相対し対話する異能を持つ道士・小角(おづの)との出会いが、彼女を窮地から救い出す……! みなしごの少女と、壮麗の道士、そして鬼の少年。時代や次元さえも超越した、神々を巡る旅が始まる! 俊英・鶴淵けんじが、古代神話にファンタジーやSFの視点を加えて描き出す、全く新しい“古代日本”像。
残虐の暴君か、国を護りし英雄か――。15世紀中期。南にヨーロッパを席巻するオスマン帝国、西に大国ハンガリー。ふたつの強国に挟まれた小国・ワラキア(現・南ルーマニア)にひとりの若き公が戴冠する。その名は、ヴラド三世。国内政治は貴族に支配され、外交は大国の情勢に左右される中、ヴラドは故国・ワラキアを護るため、その才を発揮していく――。“串刺し公”の異名を取り、ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』のモデルとなったヴラド三世。その実の姿に迫る、歴史ロマン。
宝石やアクセサリーが好きな女子高生ルリが、山へ川へ洞窟へ、鉱物採集の世界に飛び込んでいく。第1巻では、水晶、ガーネット、黄鉄鉱、砂金、蛍石など多数の鉱物が登場します。パニング皿、ハンマー、地形図など、専門的なツールを用いた採集シーンも魅力満載。鉱物学を修めた作者の確かな知見に基づく、本格サイエンスアドベンチャー!
2巻既読。 ガッツリ読み応え抜群。マントルってどんなんなんかなぁ。 宝石やアクセサリーが好きな女子高生・ルリと、鉱物研究をしている院生・荒砥が鉱物を探して発掘していく教養漫画。 作者は鉱物の専門家で解説がわかりやすく、各話後のコラムも面白くてへぇ〜と勉強しながら楽しめます。 学生時代に、歴史の授業で日本は昔「黄金の国ジパング」とヨーロッパで呼ばれていたのを習ったと思います。 実際、日本は世界有数の金の産出国で為替にも利用されて「いた」。 金・銀・ダイヤモンド、ルビー、サファイア、ガーネット。どれも宝石で、日本で見つけられたのは今は昔というイメージだと思います。 けれど本作を通して、実は知られていないだけで日本は未だ「黄金の国」であること、宝石(鉱物)そのものが過去の遺物ではないことが凄くわかります。 鉱物は店頭でしか見かけらないというわけではなくて、身近に探せば見つかる可能性だってある。 そういう点で、鉱物が身近に感じられてロマンもあります。 続きも楽しみな面白い漫画。
by せふぁ (1092)3.41
1198
発刊: 2018.12.15 ~
既刊7巻
新刊通知
a伝統ある、三多摩大学の山岳部。だが今年の春、部は存続の危機を迎えていた。理由(1)新入部員は女子3名のみ。理由(2)全員、登山経験ナシ。理由(3)彼女たちの特徴は虚弱、ゲーム狂い、読書好き……。そんな「山ガール」ですらない3人を抱え、山岳部は果たして活動していけるのか!?過激な登攀もあり。楽しいピクニックもあり。男子も女子も、文系理系留年浪人、誰でもオーケー。すべてを包み込んでくれる“山”を舞台にした、大学生たちの群像劇!
高校を卒業したてのギャル・しいなは突然こんな言葉を鎚起銅器職人の彼氏・修(しゅう)に投げかけられた。「結婚しないか――?」血痕? いやいや、結婚です。超うれしいけど、彼の家は職人一家!?!?仕事とか歴史とかよくわからないけど、大好きな彼のためにうまくやります! やってみせます!愛のパワーとギャルの力で全部のりきるもんね~♪新潟県・燕三条地域を舞台に繰り広げられる、職人とギャルの、ちぐはぐだけどラブラブ婚約生活をお楽しみに!
3.46
670
発刊: 2021.06.15 ~
既刊6巻
新刊通知
a「未来の結婚相手は、 16歳年上の、家賃が払えない小説家らしい」アパート「コーポさくま」の大家を務める高校生・佐久間 紫(さくま・むらさき)。彼女の初恋の相手は、103号室に住む、売れない小説家・四十万万里(しじま・ばんり)。家賃を滞納しがちな「先生」を、月に一度追い込みながら、紫は初めての恋を育んでいく――。漫画誌・ハルタで圧倒的人気を誇る、まっすぐな恋物語。
唯一無比の民俗学(フォークロリスティクス)ホラー! 1994年に講談社のアフタヌーン誌にて発表された小川幸辰の『エンブリヲ』は、虫とヒトとの共生を主題とした"生物學(バイオロジカル)ホラー"として人気を得、2008年には出版社を代えてエンターブレインより復刻版が刊行。新しい世代のファンを獲得し、その色あせない魅力が再び評価された。 小川幸辰は、その徹底的にリアリズム的な筆致によって、紙の上に現実を描き上げ、そしてミステリ・オカルト的な幻想との融和を果たすことに成功している。 今回の作品は出版社から「『エンブリヲ』の精神的な続編の執筆」を依頼されたことにより企画された。千葉県・印旛沼周辺の河童伝説を題材とし、実際には生息していないはずのもの、しかし多くの報告が寄せられるものを漫画で描き上げることにした。 物語は3話から構成される。第1話&2話は80ページ強。しかし第3話は186ページとなった! この重厚かつ真摯な作品は、一度雑誌に連載されてからまとめるのではなく、直接、単行本描き下ろし作品として発表されることになる。 舞台は東京都心と国際空港を結ぶ土地に拓かれた"万葉ニュータウン"。照葉樹の暗い森に包まれたこの街で連続失踪事件が起こった。犯人の特徴は、全身をうろこでおおった、まるで獣のような……。 唯一無比の民俗学(フォークロリスティクス)ホラーとして、小川幸辰による共生の物語が、ふたたび刊行!
フェローズ連載中の読切連作『野ばら』、ついに単行本化! 本誌発表後すぐに続編の制作が決まった人気キャラクター“しょむたん”シリーズをはじめ、彩り豊かな8本の物語を一挙収録! 読者を震え上がらせた恐怖譚「こっちを見てる」、エロティックな刑事ドラマ「秘密のジュンジュン」、おバカショートコメディ「男やもめ・チャイナパンツ」、「渋谷でタンキニ」、胸をしめつける初恋物語「くるくるとGPS」――新鋭・高田築が描く魅力いっぱいの物語群を、きっとあな
悪夢のような父親と、その息子の物語。 秋津薫(あきつ・かおる)、職業・漫画家、息子・ひとり。 奇行・暴言、かなり繊細。めんどくさいけど憎めない。 秋津いらか、小学生。父親があまりにめんどくさい為に、 かえって立派に成長した少年。 そんな親子の修羅的日常コメディー。