時は幕末──。 江戸育ちの蘭方医の娘、雪村千鶴は音信不通になった父の綱道を捜しに単身京都を訪れる。父を捜して京都をさまよううち、千鶴は夜の路地で、血に飢えた化け物を切り伏せる新選組隊士の姿を目撃してしまう──。巻き込まれるように新選組と行動を共にする千鶴だったが、行方不明の父親を捜すうち、自らもまた奇縁によって新選組と繋がっていることを知ることになるのだった。 大人気ゲーム「薄桜鬼」がコミックで登場!作画を手掛けるのは新鋭・二宮サチ先生。原作ゲームの雰囲気そのままに、美麗筆致で完全コミカライズ。
怨念によって磨かれた日本刀を冥府魔刀と呼んだ。ある日、巨大な「怨み」の念を抱いたまま命果てる寸前であった怨ノ介(うらみのすけ)の前にも、冥府魔刀・不破刀と刀の化身である謎の魔女が現れた。魔女が言うには、その刀で人を斬り殺せば、相手の寿命を奪い、若返ることができるという。もと一国の主だった怨ノ介(うらみのすけ)は、六十年前に、親友の多々羅玄地に裏切られその座を失い、浪々の身となっていたのであった。魔刀の力を得た怨ノ介は、美しき魔女とともに、六十年前の怨みを晴らす旅へと出る。その旅路を待ち受けるのは、様々な冥府魔刀の遣い手たち――。果たして怨ノ介の旅路は成就するのか!? 怨恨、陰謀、若返りに地獄、そして魔刀――――― 鬼才・玉井雪雄が描く、日本刀をめぐる前代未聞の復讐劇!