単行本未発表ページを大幅に収録した《初の完全版》! 京都三十三間堂「通し矢」に挑む弓道武士の血まみれの闘魂! 江戸時代初期、京都三十三間堂を舞台に諸藩の豪傑武士たちの間で矢を射通す「通し矢」という弓の競争が行われていた。盛り上がるにつれ「通し矢」は、諸大名の名誉と面目を賭けた命懸けの記録更新競技となり、ついには死者が続出するほどの熾烈さを極めていった。大事な家臣を失いこの常軌を逸した競争から手を引く大名も現われたが、共に家康を父に持つ御三家の尾張藩主・義直と紀伊藩主・頼宣は、兄弟であるがゆえか、お互い異常な競争心を燃やし、次々と強弓の遣い手を京都へ送り込んでいった……。そんな弓道熱に浮かされた紀伊藩の下級武士に育った若者、星野勘左衛門も<天下惣一>を目指すべく凄絶な「通し矢」への道を死にものぐるいで歩むことになる……。
213
発刊: 2003.07.28 ~
完結・全1巻
新刊通知
a江戸へ単身赴任していた、勤番者・酒井伴四郎が書き残した日記には幕末の食べ物事情が事細かに描かれていました。その日記を元に、幕末グルメを再現するのはグルメ漫画の第一人者である土山しげる! 日々のメシ事情に一喜一憂する姿は、あなたの胃袋に響くことうけあい!
尾張を治める織田信長は、若干17歳にして類まれなる才覚を発揮し、戦国大名としての頭角を表していた。 その信長が最も大事に想う存在――それが双子ゆえ忌み子として里子に出された妹・花梨。乱世を平定し、花梨が差別されずに幸せに暮らせる太平の世「天下布武」を実現させるのが信長の夢だった。しかしその夢は、今川軍の奇襲により志半ばで絶たれてしまう。絶望する花梨に家臣から信長の影武者として生きて欲しいとの申し出が。花梨は兄の夢を継ぐため、ある恐ろしい契約をする……。戦国の世を新しく描く、ドラマチックストーリー!