桜のひめごと ～裏吉原恋事変～（5）

続きが気になって最後まで読んだ。
なぜ、ゆうまが裏吉原で働くことになったのか。
なぜ、ゆうまは記憶がない？
桜子の本当の親は？
どうやって最後脱走するの？
気になることがたくさんあってワクワクした。

ただ、桜子がバカすぎて読んでて少しイラッとする。

「ゆうまくんのはずないのに」
いやいや。治外法権って言ってるんだからそういう可能性も考えようよ。

「…薫さんですか？」
何も伝わってなさすぎる。まわりが見えてなさすぎる。

首のキスマークの言い訳も女友達がふざけてつけたって、苦しすぎる。笑
本当に隠したいならファンデーションとかすれば？

実家が裏吉原に絡んでるとわかってから、家の中を捜索するのも、何故兄がいる時にやるんだ？
しかも「ないな〜」とかいって独り言声に出して。
警戒心が足りない。

最後も脱走する時、もしはぐれたらどこで落ち合うとか決めておかないのがね。
リスクある脱走なのに、もし、とか考えないところがお花畑だし策が甘すぎる。
落ち合う場所とか、伝言残す場所とかあらかじめ決めておけば、2年もお互い探すはめにならなかったのにね。

あと、父親が都合よく頭殴られたのも謎。
犯人の動機は？

天然な女の子は可愛くて好きだけど、桜子は好きになれなかった。
設定は面白いと思うからこそ、残念。