この漫画のレビュー

5.0
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3.0
2.0
1.0
4.08

697件の評価

5.0

3巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

私みたいに青春に何かを置き去りにしてきた人間にとって市川と山田は、この作品は眩しすぎる。

それでも目が離せないのはふたりが「あの頃の僕ら」だから。

「僕が今最も殺したい女だ」で始まった当初、いつもの桜井のりおワールド全開な物語を想像していました。

まさしくその世界をこそ好きになった訳なのでむしろ望むところでしたが、1巻で鼻血まみれの山田にシンクロして涙を流しながら「僕は山田が好きなんだ」と自分の恋心を市川が自覚した時、これはガチ恋だ、と心が震えました。

桜井先生は本気で真正面から真っ当に初恋を描こうとしてるんだと遅まきながら理解して魂が震えました。

山田が市川のことを意識し始めたのは個人的には山田似のヒロインのキャラデザラフを押しつけた辺りで、なんか気になるがハッキリと好感に変わったのは2巻の「山田でいいよ」辺りだと思っているのですが、そんな詮索は野暮かもしれませんね。

油断してると即キュン死します。

ふたりの醸すあの初々しい空気感にアテられるだけでベッドでゴロゴロ身悶えしてしまいます。

山田、市川間を迸る熱いパトスに思わず吠えて野山を駆けずり回りたい衝動に駆られましたよ。

30話の市川の「好き」にアテられて思わず漏れ出た山田の「好き」全開のアップイラストは必見です。

この瞬間、セピア色に色褪せた「あの頃」がカラフルに色づくのを感じました。

置物のようだった私の心臓がトクントクンと動き出す音が聞こえました。

青春を追体験しているんじゃない。

今もまだ青春真っ盛りなんだとそう思える勇気が湧いてきました。

今、恋がしたくてたまりません。

日々の潤いに、癒しに、「あの頃 」の救済に、思い出のアルバムのような漫画をどうぞ。

名作

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