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阿万音鈴羽を中心とした物語

"シュタインズ・ゲート"の阿万音鈴羽を主役に吸えたスピンオフ。 α世界線 - SERNがタイムマシンを発明し、牧瀬紅莉栖がタイムマシンの母と呼ばれ、世界はSERNによる支配でディストピア化した世界で、阿万音鈴羽はSERNに抵抗するレジスタンス組織・ワルキューレに所属し、戦士として任についているところからスタート。 2010年へのタイムトラベルと、未来ガジェット研究所メンバーとの出会い、そしてIBN5100を手に入れるためさらに過去へ移動し、そしてそれからを描いた作品です。 序盤と終盤以外は、シュタインズ・ゲート本編をなぞっています。 また、視点は阿万音鈴羽のため、アトラクタフィールドを脱したかまでは描かれず、本作ではα世界線での彼女の役割のみが描かれています。 最後は岡部に託す終わり方になっているため、前提としてシュタインズ・ゲート本編は知っている必要があります。 序盤で2010年にタイムトラベルして以降は知っている展開でしたが、普通に面白かったです。 リーディングシュタイナーを持たない、阿万音鈴羽視点でのシュタインズ・ゲートを読むことができ、世界線を超えて戦ってきた岡部倫太郎の変貌ぶりなど、新鮮な感覚で楽しめました。 絵柄が、序盤はギャグのノリも含め微妙に感じていましたが、途中から描きなれてきたのか不自然さがなくなってきます。 序盤で合わないと感じても中盤頃までは読んでみるといいと思います。 ただ、本作ではオリジナルキャラクターとして、阿万音鈴羽を追って未来から来た伽夜乃というラウンダーが登場しますが、これがウーパの仮面をつけた制服の女子高生なんですね。 世界的な研究機関であるSERNの特殊組織であるラウンダーのヒットマンが若いJKでナイフ一本で暴れるって、作品によってはいいかもしてないですがシュタインズ・ゲートの世界観では違和感が凄いです。 急にマンガ的というか、普通に考えてナイフ一本じゃ銃に立ち向かえないので、こんなJKが戦場でフラフラしてたら即拘束だと思うのですが。 シュタインズ・ゲートのスピンオフとして読むと賛否があると思います。 ただ、私的にはシュタインズ・ゲートのヒロインでは阿万音鈴羽がお気に入りなので、そういった意味では、読めてよかったと思いました。

by うにたべたい (528)
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