堅実に第一線で働いてきた井上は人事部長に異動。離婚したばかりで、人生の半分は終わった、これから自分の人生を楽しむぞ!と思っていた矢先、社内便で匿名の手紙が届く。それは優秀で悪い噂なしの機械事業部長・北原のセクハラ行為を告発するものだった。真相を確かめようと北原に声をかける井上だったが、特に怪しいところはなく不発に終わる。その後も手紙は届き、井上は仕方なく面談をする。北原に手紙の内容を問うと、突然泣いて訴えてきたかと思えば、巧みな弁舌で釈明し始めたりとちぐはぐな態度。結局煙に巻かれた感じになり、ますますわからなくなる井上。あげく、携帯に北原のヌード写メが送られてきて…。アラフォー&アラフィフ男の美しき苦悩をコミカルかつ切なく描いたBLエンタメのパイオニア・西田東の人気連載をコミックス化!
ホームズの初の本格的まんが、第2巻!名探偵の中の名探偵といえば、何といってもシャーロック・ホームズ。そのホームズの難事件の数かずを初めて本格的まんが化に成功。原作の雰囲気を最大限いかしたまんが全集。第2巻は、不気味な密室殺人事件の「まだらの紐」、真実の愛をつらぬくヒロインの姿に驚く「花嫁失そう事件」、ホームズの永遠の女性といわれるアイリーン・アドラーが登場する「ボヘミアンの醜聞」、ホームズがお人好しのワトソンをちょっとだました?「くちびるのねじれた男」、義理の父親が近眼の娘をだました「花むこの行方」の五編を収録。【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
H・P・ラヴクラフト(1890~1937年)の生前には発表されなかった本作は、夢にまつわる一連のラヴクラフト作品のなかでも最も長く、おそらくは最もよくできた作品と言えるだろう。1926年から1927年にかけて書かれたこの作品は、ラヴクラフトの多くの小説のような徹底した書き直しを経ていないため、夢のゆるりとした流動的な性質を保つ描写となっている。この作品は、ラヴクラフトのいちばん多作な時期に生まれた作品のなかでも、『チャールズ・デクスター・ウォードの怪事件』とともに最も重要なもののひとつと見なされている。ラヴクラフトは、この小説を通じて恐怖と空想の要素を結合させ、夢を織りなす想像や論理の意外な飛躍に彩られた壮大な物語を創り上げた。本書では、ほかのラヴクラフト作品のさまざまなテーマやキャラクターも登場する??厳密にはラヴクラフトの“神話”の部分ではなくても、彼の広大な空想世界に結びついた要素も含まれている。〈編集部より〉「ラヴクラフト傑作選1~4」は、どの巻から読み始めてもOKな、各々独立した(しかし世界観はすべて通底している)作品です。1)『まだ見ぬカダスを夢に探して』は不思議な着想と展開に満ちたファンタジックな冒険譚。忍び寄る混沌とはなにか?2)『チャールズ・デクスター・ウォードの怪事件』は、気味悪くも、好奇心をそそる展開で、どんどん先を読みたくなるホラーミステリー。ラヴクラフト入門者に一番オススメ! 3)『狂気の山脈で』は南極探検隊が南極で目撃する、人類が知ってはならない世界の秘密と恐怖をめぐる物語。こちらもラヴクラフト入門者にオススメ!4)『時からの影』は、興味深い物語を通じて、クゥトルフ神話体系について深く知れる、クゥトルフTRPGファンにもお薦めの1作