「私を愛してくれるこの人には、大切な人がいる」上司の東堂は、仕事はもちろん、接し方も紳士的でカッコ良い、正に理想の上司そのもの。そんな東堂に憧れていた宮瀬香奈は、ある日を堺に彼と男女の仲になるが、嬉しさと同時に別の感情に襲われていた。それは、東堂の薬指に光るモノからの背徳感───。「もう終わりにしよう」何度も伝えようとしたけれど、彼に求められる事に喜び、夢中になってしまう…。そんな関係が続いていたある日、飲み会で知り合った年下の三坂から「二人で飲みに行きません?」と誘われる。急な事に嬉しさと戸惑いを感じているその時、東堂から「これから会えないか?」のメールが届く。このまま三坂を選べば何かが変わるかもしれない、だけど……。
高校3年の春、先生に恋をした――― 電子書店Renta!殿堂入りの大人気作、待望のコミックス化! 生徒×先生の切なく甘い青春BL。コミックス創刊第3弾! 描き下ろしペーパー特典付!! <あらすじ>澄人(すみと)はある日、公園で泣いている男性を見かけた。それはなんと、自分が通う学校の国語教師、染谷(そめや)だった。染谷のことを知れば知るほど惹かれる澄人と、澄人のことを知れば知るほど近寄れなくなる染谷。頑に澄人を拒む染谷には苦い過去があって…!? 純粋で一途な生徒×過去にとらわれた先生の切なく甘い青春BL。表題作の他、「ルアーノート」、「ファイナルチャプター」の2作品+「雪解けの恋」後日談の描き下ろし収録!!
僕にはヒミツがある。一生秘めると誓った、2つのヒミツが――。 1980年、春――。 都内の大学に通う曲直瀬雄二(まなせゆうじ)は、2つの“ヒミツ”を抱えていた。 それは、高校からの腐れ縁である松永正樹への密かな想い。そしてもう1つは、自分の性に対する違和感だった。 ある日、映画業界で働く姉が撮影用の“ドレス”を雄二の家に残したことをきっかけに、雄二の人生は大きく変わることになる。 “ドレス”を身にまとった雄二は、自分の体への違和感が小さくなっていくのを知ってしまったのだった――。 まだ“トランスジェンダー”という言葉が知られていなかった、昭和時代。 「心の性」と「体の性」の違和感に苦しみながら、“カノジョ”が望んだのは……。