ニューウェーブ世代の旗手として、大友克洋・高寺彰彦・山本おさむらとともに活躍した白山宣之の遺作集。2012年に病没し、その才を惜しむ作家たちの発案でこの作品集「地上の記憶」が刊行された。寄稿作家にも注目。大友克洋・平田弘史・さべあのま・高野文子谷口ジローらが寄せている。カバーデザインは古くからの友人でもある大友克洋が手掛ける。収録作品:陽子のいる風景/ちひろ/Picnic/大力伝/Tropico
不世出としか言いようがない作家。この一冊だけでも作風の幅に驚く。 「陽子のいる風景」主人公・陽子を通して描かれる"陽子のいる風景"、最後の1ページで父視点になった瞬間にグッと引き込まれる。 「Picnic」百姓視点での合戦、「戦争なんざ大っ嫌ェだ」というセリフが平和さとくだらなさを帯びて滑稽に映る。ただしお仕置き描写は結構怖い。柱に縛り付けられて糞尿垂れ漏らし、顔はボコボコ。 「大力伝」は山本おさむが語る白山像が補助線となる。 安部慎一・鈴木翁二・高野文子・谷口ジローらの寄稿、表紙は大友克洋。 "その頃見た「エクソシスト」が話のネタで、次は絶対ホラーをやるぞと言い、「童夢」のアイディアを話したような気がします。"(大友克洋) "彼はあまりにも時々、しかもあちこちに発表をするから読者も大変である。" "読者だけでなく、漫画業界人からも彼はこぼれようとしていた。"(山本おさむ)
by 寸々 (215)年上の憧れの人は不敵に笑って、私にキスをした。甘く、噛み痕を残すように、私の想いには、応えてくれないくせに。女子大生らしい“普通の恋愛”をしたいと思っているすみれ。それなのに、すみれの祖父の部下・漆戸藍祐が、護衛と称して男の人と会うたびにしつこく邪魔をする。本当は昔から大好きな藍祐に振り向いてほしいと思いながら、諦めようと出かけた日、藍祐とえっちな雰囲気になってしまう――…。でもきっとこの恋は叶わない……。すみれの祖父はヤクザ・龍桜組の組長で、藍祐はその忠実な部下。「だから、だから、私はこの家を出るんだ――…」【切れ者なヤクザの若頭】×【普通の恋愛がしたい組長の孫娘】のエッチで切ない胸きゅんストーリー!!大ボリューム12Pの描き下ろしまんがに加えて、電子限定特典2Pつき!!!
ずっと想いを寄せていた部活の先輩に彼氏が出来た事を知った姫村優希は、ショックの余り先輩も自分も元々好きだったVtuberに自分がなってしまおうと貯金を叩いて機材を揃えてしまう。そして自分のバーチャル肉体をデザインしてもらったらなんとまさかの美少女3Dモデルで意図せず女の子になりきる事に!? 原作者・二兎凛描き下ろし小説掲載!