3.16
7
発刊: 2007.05.08 ~
既刊2巻
新刊通知
a理系男子と海洋動物へのLOVEがつまった青春物語!失恋を癒すため登った富士山で、奇妙な男2人組と出会った七海(ななみ)。彼らは海洋動物の行動を観測する研究者だった。なりゆきで海に出た七海は巨大なクジラと遭遇。その姿に魅せられ研究室に入ることになり…。
▼第1話/刀守り ▼第2話/公家荒らし ▼第3話/京の花闇 ▼第4話/びんぶく ▼第5話/古筆守り ▼第6話/幻術 ●登場人物/天野守武(小録の公家・日野西家に仕える公家侍にして、日野西家に代々伝わる名刀・粟田口久国を守る刀守り)、日野西薫子(日野西家の一人娘。いつもわがままを言っては守武を振り回している)、日野西晴季(日野西家の当主) ●あらすじ/扶持米だけで暮らしている貧乏公家・日野西家は、今でこそ無役だが、摂政・関白を務める五摂家の筆頭・近衛家の門流であり、その先祖は天皇のそば近くに仕えていたこともあった名門。そのときに賜った宝刀・粟田口久国は日野西家の一の家宝。それを譲ってくれと、避暑にでかけた貴船にまで押しかけてくる武家がいた。晴季はのらりくらりと適当にあしらってきたが、その武家が多くの貧乏公家からお役をエサに、家宝を巻き上げているという噂が耳に入った。早速、その家に調べに入った守武は、“薫子をさらって久国と交換させよう”という計画があることを知る… (第1話)
▼第1話/団結式 ▼第2話/まぐろ漁 ▼第3話/転機 ▼第4話/それぞれの事情 ▼第5話/骨のないもの ▼第6話/鮫 ▼第7話/男の最低限 ▼第8話/油断 ▼第9話/男の意地 ▼第10話/手紙 ●登場人物/斎條(第58寿栄丸のコック長。ずぶの素人ながらマグロ漁船に乗り込み、今回が2回目の出漁)、浜口(漁師の息子。マグロ船員訓練校を卒業し、今回初めて船に乗る)、山口(第58寿栄丸の漁労長。漁におけるすべての判断と責任を負う)、村岡(第58寿栄丸の甲板長。豪快にして面倒見のよい、根っからの漁師) ●あらすじ/日本人の胃袋を満たすため、マグロを釣り続ける21人の船員たち。だが、いかに屈強な海の男でも、腹は減る。第58寿栄丸に乗り込んだ新人コック長・斎條が、漁師の空腹と、荒海にほんろうされる厨房を相手に包丁を振るう…! 世界の果ての海で命と友情をかける男たちを描いた、名匠・青柳裕介入魂の一作、ついに単行本化!!
3.52
7
発刊: 2001.11.30 ~
既刊2巻
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aテレクラのサクラをしながらスパイ修行をする少女、林二湖(ニコ)。コードネームは「セクシーボイス」。偶然出会った、謎の「おじいさん」からの依頼を受け、さえない相棒ロボを手足に使って次々と事件を解決していく。14歳の女の子ならではの軽やかさと大胆さが、すがすがしい読後感をもたらしてくれる。2002年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作品。第1巻では1話で1つの事件を解決する、1話完結式の構成だが、第2巻では、裏社会に深く足を踏み入れてゆくニコの姿が描かれ、ゆるやかに物語全体が進行していく。 <p> 「今救えるのは、宇宙で私だけ」(1巻)、「意志でなく、才能が行く道を選ぶ。/そういうことがあると思うのよ」(2巻)。こんなほれぼれするようなキメゼリフと黒田独特の構図が、冴えまくる。登場人物のそばにぴたりとはりついて描いているかのような構図と思い切りひいて描いた構図が突然切り替わり、心地よいめまいをもたらしてくれる。 <p> セリフまわしや「スパイもの」という設定のせいで、全体の印象はどこかクラシカル。だが、ニコのキャラクターやディテールの作りこみ、事件ごとの設定には、いまどきの風俗を巧みに取り入れており、そのバランスの取り方がなんともにくい。 <p> 黒田作品というと、玄人好みであるとか難解であるとか評されることもしばしばであったが、本作は誰が読んでもきっちりと楽しめるエンターテイメントとしても、極上の仕上がりになっている。(門倉紫麻)
イタリアのとあるアパートでは4人の中年男性がルームシェアして暮らしており、"5番目の部屋"を短期留学生向けに貸している。 4人のイタリア男、マッシモ、チェレ、ルーカ、アルを中心に、訪れる留学生と共に様々な物語が繰り広げられる話となっています。 直前に読んでいた同作者の"not simple"に比べるとかなり陽気で楽しい話です。 絵柄は"not simple"と同じなのにこうも印象が変わるものかと驚きました。 シンプルな線で、不運の連続からも光明を求めた洞穴のネズミのような"not simple"と比べると、イタリア的陽気さと恋とパーティーに彩られた本作は、月並ですが月とスッポンと形容するのに相応しいと思います。 物語としての完成度はとにかく、私的には本作のほうが好みです。 また、オノ・ナツメ作品はコーヒーとお菓子を準備して構えて読む必要がある作品が多いのですが、比較的ライトな感覚で読むことができる内容になっています。 本作は一続きの作品ではありますが一話一話で話が別れていて、途中で置いても問題ないと思いますが、似たキャラが多く、またキャラの出入りが激しいため、一度は通しで読んだほうが良いと思います。 他の作品同様、一本の映画を観るように楽しむ作品です。 本作は元々ウェブコミックで連載されていた作品に描き下ろしのエピソードを3本追加したものになっています。 追加エピソードもステキでした。 イタリアは窃盗や物乞いの多いイメージがあるのですが、本作を読むとイタリアに住んでみたくなります。 ラストはハッピーエンドですが、少し寂しさを感じます。一方で物語としてちゃんと結末があるスッキリとした作品でした。
by うにたべたい (581)ぶじ宇宙大学国に合格した11人は、さまざまな訓練やテストを受けることになる。バセスカ王の地に招かれたタダとフロルは、急進派の反乱にまきこまれ、物語は波らんにみちた展開をみせる…。未来の大宇宙をバックに創造力ゆたかに描いた「11人いる!」続編。表題作ほかロマン短編「マリーン」を収録。
3.12
7
発刊: 2002.09.01 ~
通常版・他2作品
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