歴史を漫画で説明しようというのは、かなり冒険である。しかし、文字で読んでも、耳から聞いても、人それぞれに頭の中ではその光景を絵に描いているのである。それが子供たちの頭の中で全くの絵空事にならないように、今の歴史研究の段階では、このくらいの所までは漫画にすることができるのではないかという試みがこの企画である。<br>それぞれの専門研究科の指導によって一巻ごとの構成を決め、作図や文章表現も考慮しているので、誤った知識を得る恐れはないと思う。そして多分、大人が読んでも、あるいは見ても、十分に楽しみながら日本歴史の学習ができるのではないかとも考えている。遺跡の発掘、奈良の大仏の鋳造、天守閣の構築、それらの一つ一つにも専門家の新しい研究成果が判りやすく盛り込まれているからである。楽しみながら正確な知識が得られることを願う次第である。【監修者(児玉幸多)のことばより】
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