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『作画汗まみれ 増補改訂版』の書影

作画汗まみれ 増補改訂版

29

発刊: 2001.05.01 ~

既刊1巻

   当時「漫画映画」と呼ばれたアニメーションの世界へと飛び込み、以来「生涯一アニメーター」として常に第一線で活躍したのが大塚康生である。本書は、著者の青春時代の回想録であるとともに、日本アニメ黎明期を知るひとりのアニメーターの貴重な証言記録でもある。1982年、徳間書店の「アニメージュ文庫」として上梓されたものに、今回新たに加筆訂正した。 <p>   アニメーションは「絵」よりも「動き」だと、大塚はこだわっている。作画を担当するや否や、チャンバラの立ち回りや、数々の動物怪物、砕ける波頭など、周りが嫌がるシーンにどんどんチャレンジし、「動き」へのこだわりを次々と具現化していった。その経験から、日本(というより手塚治虫)が発明した「3コマ撮り」という省略アニメには終始批判的だが、その言葉からは他人への気遣いがうかがえる。 <p>   東映動画時代には、不世出のアニメーション作家・宮崎駿、高畑勲と知り合った。以後『太陽の王子ホルスの大冒険』をはじめ、『未来少年コナン』『ルパン三世 カリオストロの城』『じゃりン子チエ』などを一緒に制作した。傍らに稀代の演出家が2人もいたせいだろうか、大塚は演出には食指を伸ばさず、専らアニメーターに徹した。 <p> 「キャラクターを動かすことによって、キメの細かい演技をさせるのがアニメーション」であり、「世代を越えて鑑賞できるアニメーションを」という作者の熱意が、優しさとユーモアを含んだ語り口から、地熱のように感じられてくる。(文月 達)

『洒落にならない話をおつまみに』の書影

洒落にならない話をおつまみに

3.03

(1件)

発刊: 2022.09.22 ~

既刊2巻

ジャンプルーキーラブコメ漫画賞にて見事大賞を受賞した作者の、新潟を舞台に一風変わった「怖い話×グルメ漫画」がスタート! 怖いけどどこか笑える、そんな”洒落にならない話”を肴に、新潟OLのふたりが今夜も地元の美酒美食を堪能します。華やかで可愛らしいタッチから紡がれる愛嬌たっぷりの女子会に共感と笑いが止まりません!実在するお店の垂涎グルメにも注目。

『煤まみれの騎士』の書影

煤まみれの騎士

3.21

(2件)

発刊: 2023.02.25 ~

既刊2巻

男爵家の長男・ロルフは 知勇ともに優れた神童と呼ばれていた。十五歳の時に受けた儀式で、誰もが授かるはずの魔力を得ることができなかった。そのときから彼の恵まれた人生は一転し、男爵家を廃嫡、 さらには幼馴染のエミリーとの婚約までも破棄され、騎士団では"煤まみれ"と罵られる地獄の日々が始まる。しかし、それでもロルフは悲観せず、ただひたすら剣を振り続ける……。そうして磨き上げた剣技と膨大な知識、そして不屈の精神によって、彼は襲い掛かる様々な苦難を乗り越えていく──!騎士とは何か。正しさとは何か。守るべきものとは何か。そして彼がやがて行き着く未来とは──。神に棄てられた男の峻烈な生き様を描く、壮大な物語がいま始まる。

『まみちゃん』の書影

まみちゃん

3.17

(4件)

発刊: 2023.06.26 ~

既刊2巻

人気絶頂のまま突如失踪した女優・馬越聖が寂れた街で出会ったのは心温まるおふくろの味だった…。店主のまみちゃんとの出会いが聖の人生を大きく変える!?凹凸コンビの海街食堂人情譚!

10年前に歩いた四国遍路の「ご利益」で「マンガ家寿命が延びた」と信じる作者。現在また仕事に困って編集を尋ねたところ、今度は「怖い話」を集めるため再び遍路を歩くことに!「四国遍路は あの世に近い この世の道・・・」。数々の心霊話や怪異を体験し、10年前には気がつかなかった四国遍路の「裏の姿」を知ることとなる・・・。★単行本カバー下画像収録★

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