岡崎京子さんの作品の書影

岡崎京子

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作品数:53

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55

著者の、さまざまな先達へのオマージュが込められた作品集。「エンド・オブ・ザ・ワールド」両親を殺して逃げ出した義理の兄妹。その先にあるものは……。「VAMPS」オカザキ版吸血鬼ストーリー。「ひまわり」小学生のショーゲキ的な小話にして名作。「水の中の小さな太陽」暴走する優等生カップルとその家族を描いた意欲作。「乙女ちゃん」スカートをはき始めたお父さんをめぐる家族の物語。全5作収録。雑誌掲載時のカラーを初収録!

『秋の日は釣瓶落とし』の書影

秋の日は釣瓶落とし

3.28

356

発刊: 2006.10.4 ~

完結・全1巻

受け取られた方が不快に思われるような、手垢で変色した本、傷みのひどい本、見苦しい本などは扱っておりません。カバー背付近に軽い折れがありますが、あとは目立つような傷・汚れもなく、よい状態です。気持ちよく鑑賞していただけるのではないかと思います。

『チワワちゃん 新装版』の書影

チワワちゃん 新装版

3.33

327

発刊: ~

完結・全1巻

バラバラ殺人事件の被害者は、みんなの知っている「チワワちゃん」だった。彼女にはたくさんの友達がいた。でも本当は誰も彼女のことを何も知らなかった……。表題作のほか「夏の思い出」「チョコレートマーブルちゃん」など六編を収録した珠玉の短編集。

『愛の生活』の書影

愛の生活

3.24

304

発刊: ~

完結・全1巻

「お兄ちゃんのことが好きで好きでたまんないの……」同棲していた彼女に去られ、家賃が払えなくなったアパートから夜逃げした林屋くん。クラスメートの桜田に「あたしんとこ来ない?」と誘われ、彼女が兄と暮らすマンションに転がり込んだが、どうも桜田兄妹の関係は変な感じで……。愛されたいのに愛したいのに、欲望だけがカラ回り。出口が見つからない恋の行方は?岡崎京子の傑作が電子版で登場!

著者の普遍的テーマ「BOY MEETS GIRL」を描いた傑作。88年に『平凡パンチ』に連載、89年『pink』に先立つこと約半年前に刊行された同名タイトルの新装版。フツーの処女ハルコが優等生なのに高校をドロップアウトした「プー」のケンイチにひと目惚れ。そのケンイチは不良女子高生にひと目惚れ。その間、売春斡旋小学生や生き霊ばあちゃんに憑依されるなどのエピソードが盛り込まれる。思春期ならではのモヤモヤや、鬱屈そした気持ちを抱えたハルコとケンイチ。二人が出逢い、すれ違い、そして・・・純愛だけどエッチで、切ないけどどこかおかしい、普通だけどヘンテコで、甘酸っぱくてまどろっこしい、ザ・ラブ・ストーリー。岡崎京子作品の、初期群から『pink』以降の作品群へ移行するまでの、まさに過渡期的作品。

『退屈が大好き』の書影

退屈が大好き

3.16

290

発刊: ~

既刊1巻

   1987年に発売された短編集の新装版。退屈な日常のなかで、恋愛やセックスにいそしむ若者たちが、戯画的に描かれる。 <p>   岡崎京子は、とにかく作品を量産する作家であり、そのためか作品の当たりはずれの落差がわりと大きい。はっきり言って、この『退屈が大好き』には、これは傑作! とうならされるような作品は収録されていない。しかし、完成度は低くとも客観的観察に基づく、クールで的確な描写は痛快だ。 <p>   異様に元気で周りをかえりみないマイペース女や、「恋する女は小さな野獣」というタイトルそのままの恋に走る女など、生き生きとしたキャラクターたちはとてもリアルだ。全編にわたり、著者のさめた視点や的確な観察眼が堪能できる。時代の空気を反映しつつ、流行に流されない普遍的なおもしろみがあるのも、この鋭い感性のたまものだろう。 <p>   「ある意味破壊的なまでのいいかげんさ」は、本書発売当時の岡崎作品の特徴のひとつといえる。狂言回しのマドモアゼル京子の司会進行による「東京マドモアゼル劇場」や、女性たちの本音を切り取ったショートショート連作「ガールフレンド」に見られる、あっけらかんとした無責任ぶりは、爽快ですらある。 <p>   セックスにまつわる話が多く露悪的な場面が頻出するが、シャープに描かれているせいか、それほど下品な印象を与えない。とにかく、パンクな岡崎京子らしさがみなぎる作品である。(横山雅啓)

『UNTITLED 新装版』の書影

UNTITLED 新装版

3.45

273

発刊: ~

完結・全1巻

若者の愛や夢をみずみずしく描き出す、岡崎京子の傑作短編集がファン待望の電子書籍化!三人の姉弟の生き方をリンクさせつつ見事に紡ぎ上げた連作『万事快調』(三編)ほか、痛々しい愛の形を描いた『恋愛依存症』(三編)、『ロシアの山』、『お散歩』を収録。

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