成人の年を迎え、竜族の皇帝に謁見することになった妖精族の王女エフィニア。 皇帝グレンディルに出会った途端、なんとエフィニアが彼の「運命の番」だということが発覚する。 驚くエフィニアだったが「あんな子供みたいなのが番だとは心外だ」という皇帝の心無い言葉を偶然聞いてしまい…。 「ならば結構です!傲慢な皇帝の溺愛なんて望みません!」とエフィニアは自立を決意。 他の側室の嫌がらせにもめげず、のびのびと後宮ライフを満喫しているうちに、後宮に迷い込んだ謎の幼竜とも仲良くなるが、どうもこの竜には秘密があるようで……。 竜族皇帝×妖精王女のすれ違い後宮ファンタジー第1巻!
紫旗の生母であり、自身に「強く生きろ」と道を示してくれた、誰よりも信頼を寄せていた恩人の美玲…。その彼女による、“紫旗の命を奪う計画”と“その企ての首謀者を明花とでっちあげようとした”という心無い仕打ちに、初めて伯慶に絶望した姿を見せる明花。だが、伯慶によるこれまでの自分の行いを信じろという檄と「相棒」と呼ばれたことにより明花は正気を取り戻し、何よりもまずは紫旗の命を救わねばならないと行動を開始する。紫旗暗殺計画を阻止するために動き出した明花たちがさらに直面する恐ろしき真実とは…。そして、究極の美貌を持ちながら腕っぷしで全てを解決する華仙公主・明花と、誰よりも国のことを案じながらもどこか行動が腹黒な宰相・李伯慶との稀代の凸凹コンビの行く末とは…!? 壮大なる中華救国浪漫譚、これにて幕!! ※こちらは巻末に電子版のみの特典ペーパーがついている特別版となります。