『殿下の胡蝶』と謳われる黄家(こうけ)の雛女(ひめ)・玲琳(れいりん)は、宮中一の嫌われ者である朱家(しゅけ)の雛女(ひめ)・慧月(けいげつ)の手にかかり、互いの身体を入れ替えられてしまった。牢に入れられ、入れ替わりの事実は話せず、己を害した罪に問われ死を目前とする玲琳(れいりん)…と、思われたが。病弱ゆえ常に“死”と隣り合わせで過ごしてきた玲琳(れいりん)は、むしろ健康な身体を手に入れたことを喜んでしまい、持ち前の鋼メンタルで次々と逆境を乗り越えていく――!?
濡れ衣で、後宮から花街へと追放されてしまった、「白豚妃」珠麗。追放から4年後――人攫いに遭い、再び後宮へと戻ってきてしまう。「私が白豚妃とばれたら殺される!」…と思いきや、追放後の苦難の日々で、脂肪が落ち目力は磨かれ、別人のような絶世の美女に!懸命に後宮からの脱走を図る珠麗だが、脱出行動が裏目に出たり、花街と貧民窟で鍛えた処世術(スキル)が役立ちすぎて、逆に妃候補として取り立てられたり…と、活躍を重ねてしまい――。珠麗は誰にも正体を悟られることなく、無事に後宮を脱出できるのか!?
ローザは、その美貌と慈愛深さで知られる伯爵令嬢。しかし実際は、薔薇愛、つまり男同士の恋愛に妄想をたぎらせ、己の萌えを追及しまくる貴腐人であった。14歳のある日、異母弟のベルナルドと出会ってしまう。彼こそは理想の「受け」、千年に一人の逸材だと断定したローザは、「ベルたん総受け計画」を策定し奮闘。しかしその腐りきった振舞いはことごとく高潔な行いと勘違いされ、王子や王女、さらには異国の王子まで巻き込んで、国中に影響を与えることとなり――?
びすこ
bis_5pupu
_pu_pu_