累

他人の顔を奪う口紅の力で、「化け物」から一変、絶大な影響力を誇る女優へと変身していく女の話。取り扱う演劇のお題目が面白くて(特に「マクベス」を演じる時のかさねの葛藤がひしひしと伝わってグッと来た)、作中の劇を実際に観に行きたい衝動に駆られた。

他人の顔を奪い、人生を奪い、自らが構築した虚構を謳歌するかさねの狂気にも目が離せなかったし、その分最後の選択にはジンときるものがあった。決してハッピーエンドではないけれど、確かにこれ以上の最適解は見当たらない。読了後は満足感と喪失感が同時に迫ってくるほど、後を引く作品だった。

個人的に雨野さんがめちゃくちゃ好きだったから、最終巻の展開を見て、かさねと一緒に私もベッドでのたうちまわったよ...辛すぎるけど目が離せない、魅力が詰まった一作です。

ストーリーがずば抜けていい
無駄がない

演劇の漫画好き...。
独特の世界だった。漫画の表紙もミステリアスで引き込まれる。
最後が私には❔だったんだけど誰か解説してほしい

記録

昔、無料で読めるとこまで読んだ

その後が気になる、
確か映画化された作品だよね、これ？

また読む。
途中

読み終わった後の切なくなる感情がたまらない。壮大なドラマで人を見た目で判断することの罪深さを思い知る。
絵のタッチもひきこまれる。
終わり方が綺麗

ぐいぐい引き込まれるストーリーだったけど、主人公の累の素顔が現実味が無さすぎてもう少し人間味のある顔にすれば良かったなーと思いました。実写の映画も見てみたい！

考えさせられるテーマ
平沢あんなに前半怒涛だったカサネの勢いと最後のもやっと感がたまらない