3.53
21
発刊: 2004.09.01 ~
通常版・他2作品
新刊通知
a伝説の「獣の槍」を操る少年・うしおと、五百年ぶりに解放された妖怪・とら。この不思議なコンビが贈るハイパー伝奇ロマン!!
おんぼろアパ-ト「一刻館」。不良(?)住人に日夜部屋を侵略されても、五代がこのアパ-トに居続けるのは、そこに管理人さんがいるから……。果たして五代の思いは通じるのか。るーみっくワールドの決定版!
3.84
21
発刊: 1995.08.01 ~
通常版・他2作品
新刊通知
a冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
駆け出しの漫画家・野津は、自分の描く漫画に行き詰まりを感じていた。そして、締切が迫っているにも関わらず、学生時代の友人たち(全員フリーター)とついつい夜遊びしてしまう始末。そんなある日、野津は、彼女のさよちゃんと一緒に“ひかりのまち”と呼ばれる新興住宅地へ取材に訪れるが…。“ひかりのまち”に関わる人々の日常をリアルに描いた連作短編集。
3.05
21
発刊: ~
完結・全4巻
新刊通知
aこの物語は、家族を知らずに育った永井仁清が、ある家族を護ろうとする漢のドラマである。生まれてまもなく捨てられ、福祉施設で擬似家族を体験した仁清は、より強い絆を求めてヤクザになった。仁義・恩義・律義に生きる無骨な生き様に熱くなる!!
ステゴロでヤクザ一組を壊滅させた後、刺し傷だらけの身体で、ゆうゆうとお縄についたことで"伝説の漢"として裏社会に畏怖をもって伝えられている「永井 仁清」を主役に据えた、アウトローマンガ。 ヤクザだった仁清は、ある日、川で溺れている少女を助けるが、その少女は、警察署署長「円城寺 正義」の一人娘だった。 正義にお礼にと夕食に招かれた仁清は、その家族の温かみに触れ、惹かれていく。 本作のプロローグでは正義は故人になっていて、正義と出会ってから彼が不明になるまでが描かれる展開となります。 財政界の膿や汚泥に身近な人が巻き込まれ、学はないが一本気質でタフででかい仁清が、ほぼカチコミで解決する展開となります。 裏で糸を引いている汚い悪党も、仁清が睨みつければ怯え、ぶん殴ればべっこりヘコむのが爽快でした。 残酷なシーンはありますが胸糞悪く終わることはなく、ガタイのいいオヤジが思いっ切りぶん殴って解決する展開が好きな方にはうってつけの作品です。 なお、後で知ったのですが、本作は同作者の別作品"高校鉄拳伝タフ"のスピンオフだそうです。 私は元作品は読んでないですが、全く違和感なく読めました。 おもしろかったですが、終盤は病により仁清が弱体化します。 また、序盤から死ぬことは知っていたのですが、結局正義が最後どうなったか不明のまま終わったり、序中盤に数話でてきたキャラクターが使い捨てになったりするなど、尻切れのまま終わった感じがあります。 掲載誌だったビジネスジャンプの休刊と同時に終了となったそうですが、ビジネスジャンプが続いていればその辺も描かれたのだろうかと思うと少し残念です。 漢の生き様を描いた名作と思います。
by うにたべたい (581)3.25
21
発刊: 2004.10.04 ~
完結・全10巻
新刊通知
aひょんな事から、妖怪が通う陽海学園に入学してしまった青野月音。逃げ出そうと思った所に、美少女・萌香と出会って気分は超ハッピー。しかし彼女の正体は、胸のロザリオが外れると変化する、大妖・バンパイアだった!
・ストーリー 妖怪しかいない学校に入学してしまった月音(人間)が主人公のラブコメバトル漫画。 ヒロイン達との日常も面白く、何よりバトルが結構しっかりとしておりかなり楽しめました。 初めはひ弱で戦えない主人公でしたが、途中から主人公然とした姿が見られます。 ・キャラクター 主人公の月音は、ラブコメ主人公の側面を持ちながらもバトルモノの主人公らしい熱い姿も描かれており、好感の持てるキャラクターだと感じました。 ヒロインも皆可愛く、魅力的です。ヒロイン同士の関係も蔑ろにすることはなく、相関関係も分かりやすくて読みやすい作品です。 ・絵 キャラの一枚絵や見開き、バトルや妖怪が蠢いている描写等、見せ場と思われるシーンの描き込みもしっかりしていて迫力があります。 ・総評 「平均値の高い漫画家」と評されるだけあって、減点方式で見るとほぼ満点に近いといっても過言ではありません。 ラブコメとバトルの王道を詰め込み、しかし個性も見られる今作。ジャンプ漫画内でもかなり上位に食い込む程好きな作品です。
by ヴァッハ (209)週刊少年ジャンプでやっていた野球漫画。 幼いころにプロ野球チーム・アストロズの試合を観戦し、そこで活躍した三原選手に憧れた双子の野球少年、山田太一と泰二。 三原選手と二人の少年はセ・リーグのお荷物と呼ばれるアストロズに、共に黄金時代を齎すことを誓い合う。 時が流れて、弟の泰二は甲子園でエースの4番、ドラフトの複数指名も間違いないと言われるほどになったが、一方で弟の太一は何をやってもダメで、弟の活躍とは裏腹に落ちこぼれていた。 そんな中、奇跡を引き起こすほどの強い意志によりアストロズ入りを果たした太一と、抽選により運悪くアストロズに入団する羽目になった泰二が、監督となった三原とともに、腐ったアストロズを変えてゆくという話。 太一の熱意の元、個性豊かなナインが固まってゆき、一処揃ったところでペナントが始まる。 試合を進めるたびに、逆境があり、そのたびに強くなるという、お約束なストーリーとなっています。 涙と鼻水と泥に塗れた熱い話です。 絵柄は若干汚いですが、キャラは個性的でテンポ良く進むので読みやすいです。 面白いのですが、それ以上に、暇つぶしには最適な内容と感じました。 また、実在のチームと選手が作中に登場し、アストロズと試合をするのも本作の魅力となっています。 作品自体が古いので選手陣も今は昔といった趣なのですが、何分私自身がプロ野球に知見がないので、そこは良くわからなかったです。 往年の野球ファンが読めば、喜ぶ内容なのかなと思いました。 1シーズン終わったところで最終回となっています。 アストロズは日本一のチームになったかについては、読んでのお楽しみということで。
by うにたべたい (581)