傷だらけの仁清

猿渡哲也

3.47

1497

発刊:2006.12.19 〜

完結・全15巻

『傷だらけの仁清(1)』巻の書影
『傷だらけの仁清(2)』巻の書影
『傷だらけの仁清(3)』巻の書影
『傷だらけの仁清(4)』巻の書影
『傷だらけの仁清(5)』巻の書影
『傷だらけの仁清(6)』巻の書影
『傷だらけの仁清(7)』巻の書影
『傷だらけの仁清(8)』巻の書影
『傷だらけの仁清(9)』巻の書影
『傷だらけの仁清(10)』巻の書影
『傷だらけの仁清(11)』巻の書影
『傷だらけの仁清(12)』巻の書影
『傷だらけの仁清(13)』巻の書影
『傷だらけの仁清(14)』巻の書影
『傷だらけの仁清(15)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.47

21件の評価

4.6

15巻まで読みました

ステゴロでヤクザ一組を壊滅させた後、刺し傷だらけの身体で、ゆうゆうとお縄についたことで"伝説の漢"として裏社会に畏怖をもって伝えられている「永井 仁清」を主役に据えた、アウトローマンガ。
ヤクザだった仁清は、ある日、川で溺れている少女を助けるが、その少女は、警察署署長「円城寺 正義」の一人娘だった。
正義にお礼にと夕食に招かれた仁清は、その家族の温かみに触れ、惹かれていく。
本作のプロローグでは正義は故人になっていて、正義と出会ってから彼が不明になるまでが描かれる展開となります。

財政界の膿や汚泥に身近な人が巻き込まれ、学はないが一本気質でタフででかい仁清が、ほぼカチコミで解決する展開となります。
裏で糸を引いている汚い悪党も、仁清が睨みつければ怯え、ぶん殴ればべっこりヘコむのが爽快でした。
残酷なシーンはありますが胸糞悪く終わることはなく、ガタイのいいオヤジが思いっ切りぶん殴って解決する展開が好きな方にはうってつけの作品です。
なお、後で知ったのですが、本作は同作者の別作品"高校鉄拳伝タフ"のスピンオフだそうです。
私は元作品は読んでないですが、全く違和感なく読めました。

おもしろかったですが、終盤は病により仁清が弱体化します。
また、序盤から死ぬことは知っていたのですが、結局正義が最後どうなったか不明のまま終わったり、序中盤に数話でてきたキャラクターが使い捨てになったりするなど、尻切れのまま終わった感じがあります。
掲載誌だったビジネスジャンプの休刊と同時に終了となったそうですが、ビジネスジャンプが続いていればその辺も描かれたのだろうかと思うと少し残念です。
漢の生き様を描いた名作と思います。

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