3.26
18
発刊: 2003.11.28 ~
既刊3巻
新刊通知
aマンガ「鋼の錬金術師」のパーフェクトガイドブック。ストーリーダイジェストの他、用語解説や作家インタビューなど「鋼」ワールドを徹底的に掘り下げる。描き下ろしの読み切り漫画「盲目の錬金術師」も収録。
3.63
18
発刊: 2015.10.10 ~
完結・全4巻
新刊通知
a個性派作家・たらちねジョンが描く、ファミリールーツジャーニー。 これは、母の遺言から始まる俺と家族の物語――。日本から出たこともなかった大学生・大空が、亡くなった母の遺言に従い、彼女の死を友人達へ伝えに欧州へ渡る。そこで出会う、家族の記憶、真実、想いとは…。
3.56
18
発刊: 2010.04.23 ~
完結・全4巻
新刊通知
a島耕作、初めての昇進!主任となり初めてできた部下のなかに、ハツシバアメリカからやってきた問題児がいた。初芝のロゴデザインを手掛けた世界的デザイナーの息子、亀渕雄太郎だ。社長や専務とも親しく、アメリカ式を押し通そうとする彼に、島は頭を悩ます――。サラリーマン社会の悪習や不条理な要求と闘いながら、島は着実に出世の道を歩む!!
主任になり、初めて名刺に肩書きがついた島耕作シリーズ、主任編。 『ヤング島耕作』からタイトルが変わっただけの、引き続きの続編です。 タイトルが『主任島耕作』ではないのは、作中設定によると"主任"は以降の役職と比較すると重みがなく、問題がなければ誰でもなれることからだと思います。 とはいえ、"主任"というポジションに配置され、初めて明確に部下を持った上司となった島耕作の苦悩の日々が綴られるものとなっています。 部下というほど年が離れているわけではない後輩社員と共に、上司の命令の元、業務を遂行していく姿が語られます。 その時々の判断があっているのか悩みながら、時に叱責されながら、また時には上司の行動に感銘を受けながら、社会人として会社人として成長する内容です。 同シリーズの他作品もそうですが、サラリーマンが仕事を追われる毎日が描かれており、リタイアするまで終了しない、終わらない社畜の日常が描かれているため、ある意味では日常系と言えなくもないです。 ただ、仕事とセックスの比重がすこぶる高く"日常系"と呼ぶにはゆるさがまったく感じられないので、こんな世間の荒波に揉まれる日常系は癒やしにならないですね。 本作では結婚のエピソードや、妻の懐妊など、プライベートでの事件も多く登場するのが特徴だと思います。 仕事に追われ、大事なイベントもすっぽかしてしまい、おおっぴらではないものの社内の女性とヤッちゃう島耕作を仕事だからと許容する妻「怜子」は、実は結構聡明で寛容な女性だったんだなと思いました。 課長島耕作スタート時点で夫婦仲は冷え切っていたので、新婚時代は何か新鮮な感じがしました。 また、主任編序盤で、「亀渕雄太郎」という社員が島耕作の下につくのですが、彼のエピソードはネット上でやや有名と思います。 アメリカ経験が長いため、和を重んじず、実績や後ろ盾があるが個人主義な仕事をする彼と島耕作の口論シーンは、現在も物議を醸すものとなっています。 時代背景もあって島耕作の主張は旧態依然な感じもしますが、亀渕のやり方が正しいとも言い切れず、ある程度経験をした社会人に読んでほしい話だと思いました。 あと、終盤のホラー回が普通に怖かったですね。 凄くインパクトがあって不意を突かれました、夜一人で読んでいてゾッとしました。 ラストはお決まりの昇進です。 次回はまたタイトルが代わって、『係長島耕作』に続きます。
by うにたべたい (581)妄想癖が悪化し、兄弟の手に負えなくなってしまった妹。大切に思っているはずなのに、煩わしいと感じてしまう人間の矛盾に迫った『水平線JPG』。ある日、死んだ恋人からとんでもないプレゼントが届く『ダンくんの心配』や、爆弾魔の孤独を描いた『成人ボム夏の日』等、煌めく九編を収録。
四郎は死んだ父の生まれ故郷である美倉島に母とやって来た。四郎を父と同じ船乗りにはさせたくない、そう願う母の気持ちとは裏腹に、四郎は海と島での生活に馴染んで行く。島で出来た初めての友達・サチに恋心を持つ四郎だったが、東京から来た四郎は島の子供たちに敵意を持たれて…!?怪物的ベストセラー「沈黙の艦隊」の原点。若き日の海江田四郎の蒼き島での日々!!
▼第1話/Pの悲劇 ▼第2話/浪漫の商人 ▼第3話/ポイの家 ▼第4話/鉢の中 ▼第5話/百年の恋 ▼第6話/Lサイズの幸福 ●あらすじ/ペットの飼育を禁止する運動が活発化し、そのために引っ越す家庭も後を絶たない平成団地。そこに住む羽賀家は、ペットを飼っていないためその運動については全くの他人事であった。ところが一週間だけという約束で、ペンギンを預かることになってしまい…!?(第1話) ●本巻の特徴/『うる星やつら』『らんま1/2』『犬夜叉』等で知られる著者が、「ビッグコミックオリジナル」に年1回のペースで描いている大人向け短編連作。2003年7月からのTVアニメ化を記念して、お求めやすい新装版で再登場!
3.84
18
発刊: 1995.08.01 ~
通常版・他2作品
新刊通知
a冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
3.91
18
発刊: 2015.04.25 ~
既刊4巻
新刊通知
a※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。異国で暮らす驚きや戸惑い、そして喜び…つれづれニューヨークライフ漫画をはじめ、絵画やアニメーション、エッセイなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・近藤聡乃。2008年の秋に単身ニューヨークへわたり、初の海外一人暮らしをスタートさせました。エネルギッシュな大都市の中でもまれながらも、少しずつ自分の居場所を築いてきた6年間。アパートでの暮らし、恋人や友人たちとの会話、レストランやカフェのメニュー、道行く人々のファッション……書き留めておかなければ、いずれ忘れてしまうふとした日々のあれこれを、見開き2ページ、一話完結のスタイルで描きます。現在進行形のニューヨークがここに!たんたんと、だんだんと、これが私のニューヨーク
3.07
18
発刊: 2017.04.01 ~
既刊2巻
新刊通知
a漫画家は現代の奴隷。 「それでも僕は、漫画で夢を見るーーー」 単行本1巻の初刷100万部を超えた著者が描く、現代版まんが道。 契約書、原稿料、アシスタントの給料、印税… どこでも語られてこなかった漫画の現場。 古き慣習が未だ残る漫画業界の明暗・表裏を、 ミリオンセラー漫画家(『海猿』、『ブラックジャックによろしく』シリーズ、 『特攻の島』)の著者がジャーナリスティックにユーモアを織り交ぜ、 一級エンターテインメントに昇華させる!
司法浪人生、とはいうものの実質的にはニートの佐伯健太郎は、駆け出しライターの姉・慶子の補助という“アルバイト”の依頼を受け、つい最近までその存在さえ知らなかった“本当の祖父”宮部久蔵について調べることになる。終戦数日前に特攻で死んだという「その人」の像を結ぶための旅は驚きと感動に満ちたものだった――。
中堅のアニメーターとして働く八嶋くんは、気付けば作画監督を任される場に。自分の絵に没頭したい気持ちもあるけれど、後輩に指示を出す立場に少し戸惑ったりも。そんな彼の前に、“チョコといちごの匂い”がする、気になる絵を描く後輩・鹿子(シカコ)さんが現れ…!? アニメーションの職場で繰り広げられる、厳しい締め切りにドキドキし、さりげないけれどあったかい仕事のチームワークにホッとする、アニメ作画監督奮戦記!!
実はわたしは「娼婦」になりたいと思っています……え、ええーっっ!? そ、そんな事をガッコの進路希望調査票には書けませんですがな……というわけで、携帯ブログなるものに書いてしまったところ……キャー!!な毎日が始まっちゃった。悩める女の子・ケイコの青春ジュブナイル。オトナになったらナンになる……!?黒髪の美少女との出会いがもたらす未来は……!?
犬好きの高田くんが、ひょんなことから出会ったとてつもなく大きい犬。その犬はずっと昔からそこにいて、飼い主がいなくて、名前もなくて、少し退屈そうだった…… 発表から3年以上経つ今も話題となり続けているデビュー作「大きい犬」を表題に、その後日譚となる描き下ろし「小さい犬」ほか7編を収録した作品集。実力派新人・スケラッコの楽しい線が紡ぐ、穏やかに不思議でやさしい世界。
ITANとキッチュという漫画雑誌で描かれたものと、Webで公開されていた短編マンガを集めた短編集。 7作の短編が収録されていて、最初の「大きい犬」、最後の「小さい犬」を除き、各作品間で関連はないです。 絵はシンプルで独特な感じで、ごちゃごちゃしておらず文字も少なく読みやすいです。 コマ割りもシンプルで、ぶち抜きや少女漫画のような読む順番が難しくなりそうなマンガの技法を駆使してなく、その意味でもシンプルで読みやすさに拍車をかけています。 ストーリーはSFのようなものもあるのですが、基本的には本格でもないファンタジーです。 恋愛メインのストーリーはなく、絵柄的にセクシーな女性もでてきません。 どちらかといえば家族をテーマにした作品が多いかな?という印象。 収録作は7作品です。 タイトルになっている「大きい犬」は、犬が好きなので犬の言葉が話せる青年が、越してきた先にの近所に住む家ほどの大きさの犬とのやりとりを描いた作品ですが、犬語が話せることについて特段の説明はなく、大きい犬の生活などにも触れません。 「七福神再び」はおじいちゃんが七福神の恵比寿様で、他の6人の仲間を集めてもう一度七福神を始めるという話で本作もそれが全てで、盛り上がりなくそのまま終わります。 本書収録作品はほぼそういう作品で、現実と違うところについてツッコミが入らず、盛り上がりがないまま収束します。 面白いかというと、正直微妙でした。 ただ、面白くない、読みにくいといった文句があるわけでもなく、誤読感も悪くないです。 機会があれば、読んでみるのはありと思います。
by うにたべたい (581)