時は幕末──。 江戸育ちの蘭方医の娘、雪村千鶴は音信不通になった父の綱道を捜しに単身京都を訪れる。父を捜して京都をさまよううち、千鶴は夜の路地で、血に飢えた化け物を切り伏せる新選組隊士の姿を目撃してしまう──。巻き込まれるように新選組と行動を共にする千鶴だったが、行方不明の父親を捜すうち、自らもまた奇縁によって新選組と繋がっていることを知ることになるのだった。 大人気ゲーム「薄桜鬼」がコミックで登場!作画を手掛けるのは新鋭・二宮サチ先生。原作ゲームの雰囲気そのままに、美麗筆致で完全コミカライズ。
過去も未来も、何かというと侵略の脅威にさらされたりするこの世界。時は21世紀、1980年から30年以上たったのに、いまだ「地球防衛組織」のひとつも結成できないらしい人類は、宇宙から、深海から、玄関下から、はたまた脳内から、とにかく侵略されまくり放題!滅亡の危機を迎えた人類は……という切迫した内容ではありませんが、月刊コミックビームにて好評連載中、竹本泉のSF(すこしふしぎ)な「よみきり“侵略”シリーズ」、待望の第1巻!!※作品の表現や演出を考慮して、電子版は本文縦組で制作しております。また一部のページを加工、追加、削除しております。※
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発刊: 2009.01.29 ~
既刊4巻
新刊通知
a1995年から2002年の間にさまざまな漫画雑誌で発表された短編を集成。収録作品に共通しているのは、一見手抜きのようにも思える簡素な描線で描かれた人々の生活の中に、溢れるほどのブルースが詰まっているということ。 <p> なかでも、冒頭に収録の短編連作「ダウナー打法! パチゴロマモちゃん」は出色。主人公のマモちゃんは、パチスロでどんなに稼いでいても、精神的にはドツボで、常にむなしさを抱えている。でも不感症のようでいながら、ドツボにはまって助けを求めてきた知人に対し「ドツボ伝染させねーでくれよ」と怒鳴ったり、感情を荒立てることもある。そんな彼の姿からは、思いどおりにいかない人生に対する、微妙だが根の深いやりきれなさが、じんわりと確実に伝わってくる。 <p> また、短編連作というよりも断片連作といった方がしっくり来る「非国民」における、不条理描写もいい。ブラジャーをつけた半裸の八百屋のおやじ、Zカップの女…。いましろたかしは、不条理を体現したかのような彼らの姿を、肯定も否定もすることなく、繰り返し描いていく。そうやって、「ただ、あるがまま」に描写されたシーンに漂う沈黙は、ゾッとするほどに印象的だ。 <p> ほかにも、「釣れんボーイ外伝」や、「新世紀トコトコ節」など、まったりとダウナーな魅力満載の短編を収録。全編を通して、おかしさ、かなしさ、こわさなどさまざまな魅力が違和感なく混在する、いましろワールドの奥の深さをじっくり味わえる1冊。(横山雅啓)
6作品の読切漫画を、6枚の扉に見立てた装丁。 カバーのオモテとウラを、絵がぐるりと「六巡り」する。サークル・ザ・ユニバース! Fellows!期待の新鋭・高橋拡那による初の連載作品が単行本にまとまりました。 【収録作品一覧】伝統工芸品・和蝋燭店のひとり娘が高校生とお見合い結婚する「第一話・明月来たりて」。 ヒロイン白百合姫のキスを目当てに、改造されたゲームを攻略する「第二話・七畳半の勇者ども」。 1丁のライフルと4人のキッズによる救出活劇「第三話・標的は牙をむく」。 お尻をタッチされると超能力が発動!「第四話・蟹田の告白」。 恋した男の子は農業系鈍感オトコ「第五話・小さな収穫」。変形賃貸ラブコメディー「第六話・機動下宿金剛荘」。 各話とも描き下ろしの後日談付き。何度もくり返して楽しめる、新鋭の情熱が描き込められた、これぞ短篇読切連作!
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発刊: 2009.08.26 ~
既刊1巻
新刊通知
a町人文化が花咲き、隆盛を極める江戸の町――。しかし、その栄華の影で、闇に蠢くものたちがいた……。ある日、瓦版に書かれた河童の噂に興味を持った浪人の獅子緒は、河童を探しに佃島へと向かう。瓦版屋の番太郎も、自分の書いた記事の真相を確かめるべく獅子緒に同行するが、そこで彼らを待ち受けるものは河童ではなく……!?鬼才・猪原賽が大胆な解釈でクトゥルー神話を綴り、実力派・横島一が豪快なアクションで描く、問答無用のエンターテインメント!!〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!〉