18巻
▼第八章/人類最後の日(7~16)▼第九章/人類滅亡後の旅(1~3) ●登場人物/アーサー・ヤング(アメリカ合衆国大統領)、アメリカ・ヤング(アメリカ合衆国大統領の息子)、のばら(ローズのクローン)、エリザベス(ゴーマン副大統領の孫娘)、岬タロウ(岬総理の息子)、カトリーヌ(ジュウル大統領の娘)、金鉄拳(運動神経が優れている)、戸川洋子(ヨッコ/女子高生/きよらの母)、ドッペル(メカに詳しい) ●あらすじ/立場を捨て、ひとりの「父」としてアメリカに会いたいと願っていた大統領は、反乱を起こした「もの」がアメリカを襲おうとしていることを知り、ついに砂漠地下の指令室からチラノザウルス号への移動を試みる。しかし、地球との距離が離れ過ぎてしまったために移動は不可能になってしまっていた(第八章7)。▼チキン・ジョージの亡霊を恐れ、以前チキン・ジョージに出会った地下室はすでに溶岩で埋めてしまっていた。しかし、アメリカだけが感じることのできるチキン・ジョージの憎しみは、ますます強くなっていた。しかも、「憎む心」が自分たちに移ってしまうかもしれないという。船内の子供たちは、チキン・ジョージの亡霊と戦うことを決意するが……(第九章1)。 ●本巻の特徴/反乱を始めた「もの」や、女王様きどりののばらと他の子供たちの争いが描かれているが、巻末では子供たちの戦いの相手がチキン・ジョージの亡霊に変わる。また本巻で、地球は引力が逆転して核物質が連鎖爆発を起こし、ついに終わりの日を迎えることになる。そして、チラノザウルス号が想像を絶する方向へ向かって進んでいることが判明する。 ●その他の登場人物/「もの」(サミー、トビー、ダッグ、ニック、ハット)