『フルーツバスケット』の高屋奈月がフルバの前に描いていた作品。 近未来SFファンタジーで、大きな戦争により廃退した地球が舞台です。 主人公は孤児院育ちの名字のない少女「寿」。 彼女は盗賊なのですが、一方で、荒みきった世界において諦めを宿さない真っ直ぐな瞳を持つ少女です。 彼女にベタぼれをしている「擂文・シラギ」がもうひとりの主人公で、元々は寿を追い詰める側のエリート軍人でしたが、軍を脱退し寿と旅に出ることを決めます。 その世界には人々の願いを叶える"翼"というものがあり、それを見つけ出すのが、二人の旅の目的です。 行く先々でいろんな人と出会い、擂文の過去や翼の正体が明かされてゆく展開です。 ほんわかした女子高生が主人公のフルバと違い、アクションシーンが多いです。 まだ初期ということもあってか、線が細くテンポよく進むフルバと違って、本作はちょっと読みにくさを感じました。 乱闘や爆破により建物が崩れ、混乱の中で重要な話が明かされることが多いのですが、誰がどうなったかがわかりづらく、結局どう進んだのかが読み取りにくいところがあります。 旅先でトラブルが発生し、解決をみて次の場所へ移動するため、数話ほどで話の区切りがあるのですが、各話結構話がややこしく、正直わからないまま次へ進んでしまったところもあります。 キャラクターの書き分けもいまいちなので、恋愛モノのノリで次々読みすすめるとあっという間にわからなくなります。 アクション多めですが、じっくり少しずつ読む必要があります。 ただ、個人的には、本作のメインは寿と擂文がなんだかんだラブラブするところだと思っているので、そういう意味ではとても楽しめました。 また、特に終盤はフルバの高屋奈月らしい、独りよがりな愛により大きな愛で包み込むようなメッセージ性が伝わってきて、高屋奈月ワールドが好みの人にはおすすめできる作品です。
by うにたべたい (585)3.21
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発刊: ~
完結・全2巻
新刊通知
aユニークな特撮映画監督として知られる河崎実の出世作にしてライフワークとも言える「地球防衛少女イコちゃん」をあさりよしとおがキュートにコミカライズ!! 特撮ファン、SFファン必読の名作コミックです。
マニアなオタクには有名な河崎実監督の同名OVA作品のコミカライズ。 OVAは3作まで出ていますが、2作目製作時に宣伝用として連載が始まったものだそうです。 なお、私はイコちゃんOVAは3作とも視聴済みでのレビューとなります。 地球防衛軍(LTDT)日本支部でバイトをしている普通の女子中学生イコちゃんは、ある日、泥酔した宇宙人ミラクルマンから、超能力兵器スーパーインカムをもらいます。 そのインカムは、イコちゃんが心を込めて「オネガイ」すると、なんでも願いが叶ってしまうインカムでした。 今更返せとも言えないミラクルマンは、LTDTの隊員・コズミと無理やり同化し、LTDTに入隊します。 迫りくる怪獣や侵略宇宙人を相手に、イコちゃんはスーパーインカムの力で大活躍する、という展開です。 インカムを渡したのがモロケンではなくミラクルマンで、モロケンは登場しません。 また、OVAでは無口でシュールな存在だったミラクルマンがツッコミ役であったりと、原作とは設定が異なっています。 河崎実が作中登場するなど、原作を知っていた方が楽しめる部分はありましたが、マンガから入っても問題ない内容でした。 一話完結型で、各話で事件が発生し、特にピンチにもならずご都合主義展開で解決します。 あさりよしとお氏のロリっぽいタッチはもともとの作風にもあっていて、80年代後半から90年代前半のオタク心くすぐる良コミカライズだと思います。 ストーリーはオリジナル色が強いですが、全く原作を無視しているわけでもないです。 2作目を意識してか、ミラクルマンは2作目のデザイン(電エースではない方)で、イコちゃん2作目から登場するルンナちゃんも登場します。 ただ、主人公は2作目で河井イコから菅河イコにバトンタッチしたのですが、主人公の名前は河井イコのままです。 1作目の磯崎亜紀子さんが演じていたイコちゃんの方が個人的に印象強いので、こちらは河井イコのままで良かったと思いました。 舞台が基本的にLTDTになるので、原作にあったセーラー服姿やスク水変身シーンがなかったのは残念。 電エースが登場するとか、水素獣エッチが登場するとか、もう少しオマージュがあった方がファンとしては嬉しいところでした。 とはいえ、全2巻でよくまとまっていて、原作ファンもそうでないかたも楽しめる作品だと思います。 人を選ぶところがありますが、原作未視聴であれば、そちらもあわせておすすめします。
by うにたべたい (585)内容紹介 頑固一徹だが行動力のある竜太に対し、エリート意識の強いイガオは密かにライバル心を燃やす。竜太の妹で家事一切を受け持つトマト、学者タイプのキューリ、食いしん坊で力が強いガボ——。さらに九官鳥のケロやガボに瓜二つのゴリなども加わって、ガボテン島の苦しくも楽しい冒険の日々は続いていく。 出版社からのコメント 名作「十五少年漂流記」をモチーフにした『冒険ガボテン島』。久松文雄が贈る5人の少年少女の感動物語。 本格派のSFアニメ『スーパージェッター』をヒットさせたTBSは、その後番組として日本初のサバイバルアニメを企画。1967年に放映した『冒険ガボテン島』は、南海の無人島で力強く生き抜く少年たちの活躍を描き、当時の視聴者から圧倒的な共感をもって迎えられた。同作品の原作者の一人、久松文雄の手による漫画版(放映と同時期に週刊少年サンデー連載)も、アニメに負けない面白さだった。 著者について 久松文雄(ひさまつ ふみお) 20代前半の若さで彗星のごとく登場し、TBSの看板アニメ「風のフジ丸」「スーパージェッター」「冒険ガボテン島」の設定や原画を担当。同時に漫画家として、リアルタイムで上記作品の連載(フジ丸=ぼくら、スーパージェッター&ガボテン島=少年サンデー)をこなす。当時は、昼はスタジオでアニメの原画を描き、夜は連載漫画を描いたという。
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発刊: 2003.11.28 ~
既刊3巻
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aマンガ「鋼の錬金術師」のパーフェクトガイドブック。ストーリーダイジェストの他、用語解説や作家インタビューなど「鋼」ワールドを徹底的に掘り下げる。描き下ろしの読み切り漫画「盲目の錬金術師」も収録。
仁岡は子供が大キライ!!でも職業は、中学教師(!?)。浅井は不良な女子中学生!!でも超マジメで素直(!!?)。ある意味新しいアプローチ。でも何か間違った学園4コマ。ま、浅井がカワイイから、気にしない☆