敗北は逆転の母!挫折の底は再生の胎内!! プロ棋士養成機関・奨励会で、四段に上がれないまま26歳になった安住浩一は、年齢制限の掟により退会させられ、プロへの道を閉ざされた。 そこからは、人から距離を置かれ、年下からも見下される日々。 それでも安住は、明るく笑顔で前向きに振る舞った。 嫉妬は、湧いてもそれをかき消した。 そうしているうちに、眩いほどのプラスオーラが身についた。 将棋を忘れて、この生き方でいいはずだ、とも一時は思った。 しかし、人生から将棋を切り離せなかった。 アマ棋士としてのリスタートを決意する、安住。 その棋風は以前とは違う、まったく新しいものに進化していた。
久々に熱いマンガに出会いました。 最近なかなか見ない熱の込もった作品です! マンガを見飽きてきた最中での出会いに感謝。 将棋マンガは熱い作品ばかりですが、過去の名作とはまた違う気風です。個人的に盛田賢司先生の『しっぷうどとう』を思い出しました。 寝る前に軽く観るつもりが 一気読みで もう朝4時。続きが待ち遠しい。 元奨励会の鈴木さんが監修されていて非常にリアリティーがあります。実際 リアルな話 過去 奨励会を年齢制限で出た後 プロ編入試験に合格したプロは たったの2人だそうです。 P.S. コミック帯には羽生竜王の推薦コメントも出てました。 また鍋倉夫先生はこちらが初連載のようですが、アフタヌーンの四季賞奨励賞を受賞されている模様。そちらも観てみたいですね。 また先生の作品に対するあるコメントでは 「 誰しも少なからず挫折がある。好きなもの、信じられるものがあれば、立ち直れるのではないか。幅広い方々に読んでもらいたい。」とのこと。元気いただきました。 --- 残念ながら7巻で終わりのようです。このような良作が続かないことが惜しまれます。2020.08.22 --- 改めて1巻から最終巻までを読破しましたが やはりイイ作品で 元気が出てきます。大人の二人が共に絶望から這い上がり変わっていくその姿に勇気も貰えます。2021.01.02
by シン (1409)舞台は埼玉県の、とある芸術大学。 主人公は、デザイン学科2年の吉持 星(よしもち・せい)。 デザインの才能はピカイチ、だけど潔癖症で人嫌い。 もうひとりは、美術学科2年の園部明里(そのべ・あかり)。 芸術的才能はないが、コミュ力と上昇志向の塊。 明里は吉持の才能を目の当たりにし、それに乗っかろうと企むが……。
芸大に通う女子大生の話なんだけど、美術的センスとか、美的感覚の視点だけではなく、デザインの腕や技術、速さなど職業としての視点からもデザイナーとしての才能を描いており、心に突き刺さる話やセリフが多く素晴らしい作品 全体的にコミカルで読みやすくもあり、美大生・大学生の特有のノリも読んでいて楽しいものになっている 加えて、作中作品の出来も秀逸で、というより作品内でしっかりと説得力のあるものが作品として出てくるのでその点も好印象 3巻という少ない巻数だけど無駄なエピソードが一切なく、天才と凡才の切ない関係が綺麗にまとめられており、個人的に結末とエピローグは名作と呼べるレベルだと思います。 でもこのキャラクター達も好きだったのでもう少し続きもしくは他のエピソードも読んで見たかった、、
by サ (580)構想10年ーー『なるたる』『ぼくらの』の鬼頭莫宏が描く絶望と希望、そして切実な「祈り」の新・異世界物語。 ある日、世界は「改変者」と自らを名乗る少女によって新ルールに書き換えられた。殺した人間を殺せば、殺された人間が蘇る因果応報の世の中に。娘を生き返らせたい父親、身重の婚約者を救うために死ぬ男、罪を償いたいヤクザ…。死者への想いを抱えながら生きる者たちの暗闇と光の物語。