本作は、ロシアの文豪ドストエフスキーの代表作「罪と罰」を題材としながら、日本ギャグ漫画界の鬼才・漫F画太郎が独自の世界観と価値観を再構築したもので、文学と漫画の新たな融合を目指す、究極の挑戦作である。本編の主人公・エビゾー=ラスコーリニコフは果たしてその最終目的――質屋の老婆殺害を成し遂げることができるのだろうか!?正義の斧、一閃―――そして、悪夢が始まる。
寅子は仕事柄、取引先や友人知人など訪問が多い毎日。その際に何か必ず“手土産”を持って行くことを生きがいにしている。ただし寅子が選ぶ手土産の条件は……“自分が食べたい”もの! 実在のお店の名物料理をテイクアウトして、その美味しさを他人と共有する“コミニュケーショングルメ漫画”の開幕です!
四宮ユウキは高卒認定を取って大学進学することを志し、日々バイトと勉強に明け暮れていた。 ある日、いつものように夜勤バイトから帰宅すると、 部屋には刃物で腹を刺された見知らぬ男が座っていた。男は「やあ・・・」と口にするが――!? 完結より4年。WEB・アプリで人気となった話題作『ヒル』が新たな主人公とともに復活!
3.15
1017
発刊: 2014.12.09 ~
完結・全3巻
新刊通知
a『いつかティファニーで朝食を』のフラれ男・吉田創太郎は出版社の営業部員。後輩の女社員に怒られながら、出張で全国を巡っている。あまりものを考えていなかった彼も、経験を繰り返すうちに、地方グルメと新たな出会いを探すようになっていく……新しい出会いは、幸せはあるのか……!? 待望のスピンオフ第1巻!
3.20
968
発刊: 2014.08.09 ~
完結・全1巻
新刊通知
a「自分の母親だけは、絶対に死なないと思い込んでいた――」最愛の母のがん告知、闘病、葬儀。そして死後も淡々と続いていく日常で作者が発見したこと。現実と真摯に向き合う過程で見えてきた“母の死”の意味とは――。どこか勝手の違う“母親のいない世界の違和感”を新鋭が紡ぎだす自伝エッセイ漫画。
3.16
849
発刊: 2015.09.09 ~
完結・全5巻
新刊通知
a「空がこんなに近いなんて知らなかった! 」 主人公・都留たまき(通称・つるたま)は恋愛をするために入学した大学で、“グライダー"と運命的な出会いをする。 グライダーとは、エンジンを装備していなくても、上昇気流を捉えることでどこまでも飛翔することが出来る飛行機。 そのグライダーを駆る体育会航空部を舞台に、つるたまと少年少女達の光り輝く青春ドラマが幕を開ける!
あてどなく街を彷徨う一人の男。血に濡れ、地に伏し、誰もが見下す、そのみすぼらしい男はそれでも嘲笑うことをやめない。時同じくして、日本の裏側では世界を牛耳る大富豪に抗えぬ天啓が訪れていた。決して交わるハズがなかった二人の出会いが導く社会の姿とは――!? 鬼才・新井英樹の最新作、堂々開幕!
時は明治、文明開化華やかなりし頃……時代に逆行して妖怪関係の書物を隠れて収集する不思議な貸本屋があった。その名も向ヒ兎堂。世の中は、妖怪関連すべてを取り締まる『違式怪異条例』が施行され、妖怪を消そうと巡査達が動き出す……。そんな中、妖怪が見えてさわれてしまう本屋の主人・兎崎伊織は、猫又の銀、化狸の千代ら仲間達とともに、妖怪の悩み相談所を開くことに……。実力派新鋭が贈る明治妖怪奇譚、第一巻。
永年の時を経て蘇る伝統。新首相阿藤が復活させた官邸料理人。料亭政治という闇を吹き払い、開かれた官邸をアピールする為に抜擢された料理人は若干25歳の女の子・一木くるみ。一見頼りなさそうに見えるくるみだが、大使館公邸料理人・大沢公を師に持つ実力は折り紙つきだ。くるみに要求されるのは、首相の正餐の手助けをする事で…。「大使閣下の料理人」の西村ミツルが、期待の新人大崎充とタッグを組み送る料理人くるみの活躍。
第45代、及び第48代から51代に渡り首相を務めてきた吉田茂内閣時に任があった官邸料理人。 新たに内閣総理大臣となった「阿藤一郎」は、日本独自の料亭政治を廃止し、国民へのアピールのため、吉田茂より不在だった官邸料理人を復活させることにした。 官邸に招かれる要人、国賓、スポーツ選手などに、官邸料理人として着任した「一木くるみ」はメッセージを込めた料理を提供する、というストーリー。 政治的ないざこざや人間関係、また国家間の問題についても、メッセージが込められた一皿でより良い関係として前に進む手助けをする展開となっています。 序盤は1話ないし数話程度の短話で完結するパターンでしたが、中後半より官邸勤めから飛び出し、くるみがフレンチの世界大会に参戦する「カレーム・ドーム編」になります。 その後、雑誌が休刊となりカレーム・ドーム決勝まで描かれず連載は終了。 官邸料理人時にくるみの補佐をしていた「神矢ノエル」の娘の回想という形で幕を閉じました。 作る料理はフレンチを主体とした創作料理で、サイゼのミラノ風ドリアで満足する私的には味の想像ができないような料理ばかりでした。 食べる姿はおいしそうで、レシピの解説があるストーリーもあるのですが、目で味わうにはある程度、ちゃんとしたお店の料理の知識が必要になりそうです。 官邸が舞台ということで、固有名詞は置き換えられているものの実際の時事問題を絡めた展開も多くありますが、展開はシンプルでわかりやすかったです。 展開的にどうしてもご都合主義な感じが出てしまうのは仕方ないポイントとだと思います。 料理を提供される側も妙に料理に詳しかったりして、私なぞは「なんかよくわからないけどおいしい気がするー」という感想で終わりそうなものですが、まんまと料理の裏の意味を読み取って感心する展開になっています。 絵はとてもキレイで読みやすいです。 美女が多数登場し、尻の描き込みにこだわりを感じますが、絵がキレイすぎてエロスはあまり感じません。 それよりも、序盤くるみのライバルポジションとして「岩月理子」という娘が登場するのですが、こいつが自分勝手にやりたい放題やって失敗するくせに反省する素振りもないのがちょっとムッときました。 こいつに限らずくるみの周りに現れるキャラは基本最初は敵として現れるので、毎話苦労が絶えない主人公だなと感じました。 ドラマ化もされた作品ですが、前述の通り、途中で終わった感じがあるのが残念。 なお、次回作は無いですが、前作はあるようなので、そのうち読んでみたいと思います。
by うにたべたい (525)