高校生の拓は、幼なじみの りこに片思い中。でも、りこの気持ちは、海外にいる彼氏・直樹に向いている。「りこに俺のほうを向いてほしい」と恋愛成就の神社にお願いする拓。すると、なんと りこに悪魔(?)がとり憑き、りこは拓の「アレ」を飲まないと死んでしまう体になってしまい!?
『テセウスの船』作者が描く小児科医の物語命を繋ぐ、音がする――奇跡のような、尊い音が――少子化、モンスターペアレント、コンビニ受診・・・社会的問題が山積みな一方で、「もしも」の大病が患者の中に潜むことを決して見逃せない日々。そんな「子供が好き」だけでは戦えない“心のコスパが悪い”医療現場に、やさしい笑顔で向き合う小児科医・鈴懸真心(ルビ:すずかけまこ)。これは“ゆりかごから大人になるまで”の子供たちと、その家族に寄り添う、暖かく誠実な、小児科医の物語――
劣勢だった日露戦争で、日本を絶体絶命の危機から救った、大日本帝国海軍中佐・秋山真之(あきやま・さねゆき)作戦参謀。彼を主人公にした、史実に基づく壮大なストーリー。明治7年、秋。四国・松山に秋山淳五郎真之という6歳の少年がいた。淳五郎をはじめとする侍の子供たちは、武士が職を失ってすぐのこの時期、町人の子供たちにいじめられていた。だが淳五郎はどんな仕打ちを受けても決しても怯まず、仲間を助け、相手に立ち向かっていく…。
日露戦争の名参謀として第一艦隊の旗艦・戦艦三笠に乗艦、ロシアのバルチック艦隊の迎撃作戦を展開し、日露戦争の我が方の勝利に大きく貢献した海軍軍人「秋山真之」を主役に吸えた歴史漫画。 秋山真之が主役というと「坂の上の雲」が想起されますが、本作はそのコミカライズなどではなく別作品です。 ストーリーは、松山城下町で暴れ回る秋山真之(淳五郎)6歳の頃から始まります。 いじめっ子たちを権謀術数で従え、松山一のガキ大将となった淳五郎と、後に「日本騎兵の父」と呼ばれる兄の秋山好古、親友の正岡昇(正岡子規)の幼少期から、二宮忠八、白川義則、南方熊楠などと出会い、大きな世界のうねりに飲まれず突き進んでゆく様が描かれています。 基本的に史実に基づきますが、特に序盤はエンターテイメント性の高い表現がされていて、楽しく学べるものとなっています。 秋山真之だけではなく同時代の歴史上の偉人達にもスポットがあたっていて、一時期秋山真之らを教えていた高橋是清や、正岡子規の学友だった夏目漱石などなどについて逸話や人物像が挿入される作りになっていて、とても楽しめます。 また、清国から独立し近代化を目指していた金玉均らのクーデター、その顛末も脇道に逸れる形で描かれるなど、同時期の世界の動きも描かれています。 作中に描かれる内容は並大抵の取材、知識で得られるものでは無い、大変情報量が多くて為になる内容だと思いました。 私見となりますが、右でも左でもなく、ただ史実をわかりやすく面白く伝えようという感じがしました。 この手の題材は思想が偏向しがちな感じがしますが、マンガ的表現を加えることで一歩下がった見方ができているので、歴史を学ぶために手に取るにもオススメします。 ただ、残念なのは終盤で、タイトルにあるの日露戦争に入る以前の、日清戦争が終戦する前までですっぱりと終わってしまいます。 日清戦争に入ってからは文字の比率が圧倒的に多く、背景は銃声の「パンパン」という文字で埋められています。 内容の濃さは変わらず、日本側の軍人の考え、動きや、軍関係者、特に明治天皇陛下の心中の描写まであり、凄まじい量の努力が裏にあったと感じられ、興味深く読みましたが、大衆向けのエンターテイメントではなく、興味がある人向けの難しい内容になっています。 歴史に興味がある人には凄く夢中になれると思います。 何せ日本だけではなく清国側の軍人達についても描かれていて、字が多いとはいえマンガ形式で読めるのだから、これは他にはない名著と思います。 それ故に途中終了してしまったのが残念。どんどん一般向けでなくなっていったので、仕方ないのかもしれないですが。 作者の江川達也氏は、氏に対する批判の声も多いですが、本作については描ききれていない点については残念と思うものの作品自体は素晴らしいので、多くの人に読んで欲しいと思います。
by うにたべたい (525)地味ボウズ←→派手ヤンキー思春期交流日記 地味めボウズ・園木くんと、派手で悪目立ちぎみのヤンキー・真嶋くん。園木くんは天文部で個人プレーが得意、真嶋くんは人に話しかけてるだけでカツアゲかって言われちゃう。そんな同じクラスでも住む世界が違うふたり……のはずが、ひょんなことからメールのやりとりしたり、放課後一緒にケーキ食べたり、お腹まわりを比較してみたり、河原で並んでアイス食べたり、後夜祭フケておしゃれタウン行っちゃったり!?…なんだか仲良くなるのか……な?? 思春期男子、いったりきたり交流日記!男子ふたりの愛せるやるとり、ぎゅぎゅっと11編収録(以下続刊)!
3.07
802
発刊: 2014.07.30 ~
完結・全7巻
新刊通知
a本当においしいコーヒーに出会えます! コーヒーが飲めないという飲料会社の若手営業の花山。そして、花山の上司の加賀谷。二人が中心となってサードウェーブコーヒーのプロジェクトが始動します。しかし、花山には同僚にも言ってない秘密があったのです… 最高級のコーヒーは「赤いダイヤ」とさえ呼ばれ、100g1万円を超える極上のコーヒーすら存在します。 社内、社外のライバルや、よき仲間と出会いながら、コーヒーをめぐる珠玉のグルメ&サクセスストーリーが幕を開けます
3.00
752
発刊: 2015.02.12 ~
完結・全3巻
新刊通知
a[クロサギ]シリーズ黒丸が描く新境地! 本格青春成長譚、始まる―――!! 中卒で寮暮らし、工場で働く迫(さこ)彰。職場の先輩のイジメに耐えて、辛い日々を送っていた彼はある日、一人の少女と出会う… 彼女の名前は佐藤千鉄(ちかね)、職業はスタントマン。未知の世界で輝く彼女に、彼は強く惹かれていく――! 少年よ、灰色の日々から煌(きら)めく世界へ飛び立て。[月刊!スピリッツ]大好評連載第1集、ついに登場!!
駄犬好き必見! ワン!&オンリーな犬漫画! 王島家一家はペットに縁がない家庭だった。しかし、長男・王島(♂)がつい拾ってきてしまったのは、小4男子程度の知能を持つ天才犬(♀)。その犬を可愛がりたい次男・まさお(♂)。あくまで預かっているだけと受け入れない母(♀)。恐妻家で母に同調するだけの父(♂)。果たして犬(♀)は王島家の一員になれるのか…!? 団地界を騒然とさせた問題作『団地ともお』完結から 新たな舞台は“団地”から“横須賀”へ! 新たな主人公は“小学生”から“犬”に! 笑えてほのぼのしてちょっと泣ける小田扉の新連載!!
霞高校野球部を自らの暴力事件で廃部に追い込んだ三雲氷介。だが、事件の裏には沙川雪という女生徒の悲しみが潜んでいた…。今は行方不明となった2人のために、幼なじみの天野光一は、野球部再建を誓って霞高校へ入学する。
3.35
707
発刊: 2019.06.28 ~
完結・全3巻
新刊通知
aノーベル文学賞候補作家、天才・龍平ナヲキの身に起きる突然の不幸。“ある未練”を抱え、幽霊となった彼を見ることができるのは…唯一サトリ世代JK・すずのみ!?「若者言葉」を連発し、ナヲキの小説がさっぱり理解できない彼女を頼りに繰り広げられる…前代未聞の文学コメディー!!!?あなたの心に書き記す“問題作”…いざ執筆開始―――!!!!
3.00
703
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完結・全10巻
新刊通知
a自転車に取りつかれ、坂を登ることに全てを賭ける少年、野々村輝の熱血感動物語!!曽田ワールドの原点となる傑作!小学校2年生の野々村輝は、父の転勤のため、東京から関西のとある町に引っ越してきた。輝の宝物は、買ってもらったばかりの自転車。ところが、この越してきた町は急で長い坂が異常に多く、自転車に乗っている子供などはいないらしい。自転車店も町に一軒だけで、その店「双葉双輪館」のおっちゃんでさえも「この町で自転車に乗ってる子供を見たのは5年ぶりだ」と言う。しかし、負けず嫌いで強情っぱりの輝は、この町の坂の中でも特にきつい「二番坂」、そして「一番坂」に挑む…。
3.34
638
発刊: 2015.03.12 ~
完結・全2巻
新刊通知
a女子高生の高取エリ。彼女の放課後は、ちょっとした謎とドラマに満ちている。・とあるカップルは何故話をしないのか? ・お堅い先生の密かな楽しみは? ・そそくさと帰る同級生の秘密 ・美術室のヴィーナス像の謎 ・踏切に出るというユーレイの噂etc… 誰もが持っている秘密、意外な一面を垣間見る―― 甘く少しほろ苦い青春ショートストーリー!!
▼じみへん第1~80話 ●本巻の特徴/5年の単身赴任後、帰った家にはまったく居場所がなくなってしまったお父さん(第10話)、1千万円の賞金に目がくらみ、会社を休んでまで街のキャッチコピーを考えようとする男(第34話)、平凡な人生を全うしようとしているのに、宇宙人に遭遇し拒否反応を示す会社員(第60話)などなど、特徴のない、どこにでもいそうな人々が続々、登場。著者のコラムは「じみへんについて」「海について」「競輪について」「写真について」「オートバイについて」「女について」「野球について」を収録。巻末のあとがきは限りなくまじめで、じみへん。自画像付き。