休日に親子三人で遊びに行き、楽しく過ごした坂巻。坂巻は、楽しかったものの子供を持つと行き先は限られるとも感じていた。そして、その休日明けの「藤村」に、小さな子供を連れた予約客がやって来た。しかし、その小さな子供が、走り回るは大声は出すはで、熊野も困ってしまう。他の客に迷惑になるので仕方なく店を出ていこうとしたその客に、坂巻が声をかけた。すると、今日が「結婚記念日」なので、親子でせめて年に1回くらい本当に美味しいものを食べようと思って「藤村」を予約したのだという。これを聞いた坂巻は、その小さな子供のために特製の「お子様ランチ」を作るのだ