味いちもんめ2

あべ善太

3.16

349

完結・全33巻

味いちもんめ2巻の表紙

2

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味いちもんめ(2)のあらすじストーリー紹介

熊野は、腫瘍ができて入院した妻・静子が心配でならない。熊野には、もう一つの心配事があった。それは、現在一浪して受験勉強に励んでいる娘・恵美のことだった。妻の入院準備をしていたある夜、恵美の頼みで熊野が久し振りに茶わんむしを作る。父が作る茶わんむしは、恵美にとって風邪で寝込んだ小学生の時以来、十数年振りに味わう温かな“父の味”であった。ある日、谷沢から茶わんむしの作り方のコツを聞かれた熊野は「蒸す者の気持ちが乱れるときめ細かには固まらん」と自分に言い聞かせるように語り、自ら作るのだった……

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