2008年07月11日発売
6巻
能理子は多田野の家でマンガを描き続け、多田野の仕事は一向に進まない。ある日、いい人を演じていた越後の本性が能理子にばれてしまう。逃げ出した能理子から多田野に電話があり、多田野は能理子の元へ行く。しかし、越後がつけてきて能理子は発見されてしまう。多田野は裏切り者のレッテルをはられてしまった。その後、能理子は目だけを描くマンガ家となってしまう。そんな中、多田野の仕事は全く進まない。そんなとき、また能理子からの電話があり、2人はとうとう夜の街へと逃げてしまう。一緒にいたい能理子だったが多田野は締め切りがあり能理子を残し、マンガを描き始めた。多田野のマンガは人気を博し上気分の泉だったが、多田野は能理子よりマンガを選んだことを悔やんでいる。そんなとき、能理子の自殺未遂の知らせを聞く。能理子に会いに行った多田野だったが顔も見たくないと言われる。ショックを受ける多田野だったが、それ以上にショックだったのが、この話をマンガにしようとしている自分がいることだった。悩んだあげく、涙を流しながら描いたこのマンガはヒットし、3年後最終回を迎えた。多田野の願望からか、最終回をハッピーエンドにしようとする多田野のところに能理子からの謝りの手紙が来た。多田野はすぐに電話をかけるのだった。