「きっ嫌われたわ……っ!!」前任者の急死により、新卒ながら担任を持つこととなった美人高校教師・恩田さゆり。周囲からは期待されつつも、幼少期のDVがトラウマとなり常にマイナス思考に陥ってしまう彼女は、生徒を誘惑し、暴力をふるい、そしてさらに残忍な事件を起こし…。
▼第1話/ぷっくり▼第2話/さよなら明菜▼第3話/山の手残酷物語▼第4話/愛撫と転落死▼第5話/ある日突然、渋谷がケニア!?▼第6話/好きボクロ▼第7話/アイ・ラブ・中尊寺先生▼第8話/しあわせ家族計画▼第9話/ガキ帝国▼第10話/チェッ、グラスホッパーかよ…▼第11話/OKコンピュータ▼第12話/山の手サノバビッチ▼第13話/日本全国馬鹿ばっかり▼第14話/やんちゃ村、はぁと・うぉ~みんぐ・すと~り~▼第15話/頭文字・T▼第16話/巨人に入ってアイドルと結婚してカレー喰いてー!!▼第17話/ナイトスポット▼第18話/平成おんなの事件簿▼第19話/田園調布皆殺しブルース▼第20話/春です!恋の季節です!▼第21話/お母様と合衆国▼第22話/シティー派鎮魂歌▼第23話/マイディンガリンガリン▼第24話/シリーズお母様の手記・1母として…▼第25話/ダビデの悲劇▼第26話/野獣死すべし▼第27話/ご存じ!聖子のサロゲートマザー2▼第28話/ザ・メスイヌ▼第29話/悪魔のようなこいつ…▼第30話/うっそー!?ナブラチロワはだてメガネ?▼第31話/お父様の三つめのイボ痔…▼特別収録/ハウ・トゥー清純派▼あとがき●主な登場人物/小石川セツコ(埼玉県北部にあるらしい聖ヤンサン学園に通う高校生。。学園一の清純派)、小石川丈一(セツコの父。埼玉おもしろ航空社に勤務するパイロット)、小石川美知子(セツコの母。元・全女のレスラー。ヒップホップが大嫌い)、チャック全開くん(セツコの弟。小5。ルックスも行動も八方破れだが、根はいい子。もちろんいつでもズボンのチャックは全開だ)●あらすじ/聖ヤンサン学園一の清純派といわれる小石川セツコ。お嬢様である彼女は、クラスの男子が口にした「ボッキ」という言葉が理解できず、クラスメイトたちにその意味を聞いてしまった。クラスで一番エッチなヤツが下品な笑みを浮かべながら指さす方を見てみると、男子の例の場所にぷっくりと山がそびえているではないか!大ショックを受けたセツコは、それ以来ボッキノイローゼ。戸棚のコケシも母の髪形も、なんでもかんでもボッキしたポコチンに見えてしまう(第1話)。●本巻の特徴/あまりにもお嬢様すぎて、一般的な常識にちょいと欠けるセツコ。頭のネジが外れまくった両親。ワイセツなことに興味津々の弟・チャック全開くん。この小石川家の4人が繰り広げる騒動を描いた下ネタ中心のギャグコミック
登場人物/ムジナ(修行中の忍者。忍者としての生き方に悩む)ゴキブリ(ムジナの父親。自分が生き抜くためダメ忍者を装っている)シロベ(下忍。首領の駒としての生き方に疑問を持ち里を抜ける)あらすじ/皆からゴキブリと呼ばれるダメ忍者の親父をもつムジナ。「この親にしてこの子あり」の如く、修行中のムジナもぱっとしない。ゴキブリは、首領のために死ぬ生き方の悲しさを秘術とともにムジナに教え、後日、任務中に囮として使われ死ぬ。ゴキブリの妻・アヤメは復讐のために首領に近づく。以前から、首領のために死ぬ生き方に疑問を持っていたシロベが里を抜け出す。このシロベの始末をムジナが所属する組に命じられた。死んだかに見せかけたシロベを発見したムジナ。口封じのためにシロベに殺されそうになり、追いつめられたムジナは、父・ゴキブリに教えられた秘術を使おうとする。▼第1話/鎌鼬(かまいたち)▼第2話/鮟鱇(あんこう)▼第3話/でんでん太鼓▼第4話/秘術▼第5話/月▼第6話/馬追虫(うまおいむし)▼第7話/抜け忍▼第8話/察気術(さっきじゅつ)▼第9話/鯣(するめ)▼第10話/糞(くそ)▼第11話/陰(ほと)▼第12話/猿(さる)▼第13話/簪(かんざし)▼第14話/死装隠れ▼第15話/再び秘術◆その一/手裏剣◆その二/忍び刀登場人物/ムジナ(卍衆の忍び、下忍の中でも劣等生)陣内(首領の息子、ムジナの友人)ゴキブリ(ムジナの父親、出来の悪い下忍)
ある日、ミキオは、いきつけの居酒屋でピアノを弾いている文と知り合う。文のピアノに合わせミキオは歌をうたい、盛り上がったその日、ミキオは文を家まで送るが、そのまま文の家に泊まってしまう。“文にもう一度会いたい”と思ったミキオは、居酒屋で待つのだが……。
原秀則はかつて大量に読んでいて、「冬物語」とか「いつでも夢を」とか「SOMEDAY」とか持っていたはずなのですが、引越し時のドサクサで捨ててしまったのか家に残存しているのはなぜか本作だけでした。そのうち買い直したいです。 ある晩、居酒屋で意気投合した大学生「塩村ミキオ」と、ピアノの演奏を仕事にしている女性「水沢文」が、同じベッドで一夜を共にして目覚めた朝からドラマが始まります。 その後、半同棲状態となった二人、一方はがむしゃらにカメラマンで食うという夢を追いかける大学生、一方はピアノ教室の先生とバーやレストランでの演奏を生業にしている大人の女性、二人に待ち受ける試練を描いた作品です。 大人の愛を描いた作品で、時に今のため、愛よりも仕事を選択したり、相手の成功を素直に喜べない自分がいたりと、他作品にも言えることですが、とにかく原秀則は登場人物の心理描写に長けた漫画家だと思います。 皮肉にもすれ違った二人の距離の分だけ夢に近づいて、その果に得たもの、得られなかったものについて描かれています。 もう古い作品なので、電話が固定だったり、職場での喫煙が可能だったり、今の時代から見ると違和感があるシーンもありますが、人の感情は時代が流れても変化しないものなので、今の人が読んでも面白いと思います。 ただ、本作は非常に悲しい終わり方をしています。 最後があまりにも悲しすぎる。多分、本作は奥へ仕舞っていたために断捨離から逃れたのかなと思います。 途中まではとても良かったのですが、終盤、雲行きが怪しくなって、そして、そして、そして。 最終7巻の表紙の楽しそうな二人の絵がまた悲しさを誘います。 男と女のありふれたストーリー。おすすめするかは微妙なところです。 個人的には展開に無理があってもなんでも良いので、ハッピーエンドで終わるドラマにして欲しかったと思いました。
by うにたべたい (528)