3巻
はれてネームが採用された多田野はまだ戸惑っている。そんなとき、岩瀬が故郷に帰ってしまった。よく面倒を見てくれた岩瀬のためにもデビューに向け頑張ることを誓う多田野だったが担当の山村にいちいち文句を付けられ完成したマンガは最初と全然違う物になってしまった。そのマンガを見た山村の上司福山は激怒する。多田野はデビューすることができなかった。三津田のところに岩瀬の代わりに能理子が来るようになり、多田野は能理子に好意を寄せるようになる。そして夏休みは終わった。多田野は稼いだお金をみちるのところに持っていったが冷たく断られてしまう。放心状態のみちるは受験勉強が手に付かず、またマンガを手に編集部がある街に出る。そこで出会ったのが泉だった。泉のおかげでデビューすることができ、大学も全部落ちて、多田野はマンガ家への道を進むことに決めた。マンガに対し異常なまでに熱心になり、面倒を見てくれる泉に対し頑張ることを決心する多田野であった。