約200年前、人を喰らう怪物“異形(フリークス)”の出現が世界を変えた。人々は、“異形”が溢れる外界(アウター)から街を防御し、その中で暮らしていた。「旅の医師」の少女 、ベッキー・ローガンは2年前に行方不明となった兄を捜すため、外界への旅を決意する。旅の護衛を捜すベッキーが出会ったのは、“異形狩り”ジェイク・ランバルト率いる三人、「異形愛好狂商会(フリークス・フリーク・カンパニー)」!! バトル! 冒険!! 怪物退治!!! ファンタジーの、真ん中! 舞台は、“異形”の世界! 仲間は、最強のハンターたち!! ファンタジーフリークに贈る、圧倒的筆致の冒険物語! 「旅の医師」の少女 、ベッキー・ローガンは2年前に行方不明となった兄を捜すため、外界(アウター)への旅を決意する。旅の護衛を捜すベッキーが、交易街・ポーターランズで出会ったのは、“異形狩り”ジェイク・ランバルト率いる三人、「異形愛好狂商会(フリークス・フリーク・カンパニー)」!! 怪物を退治し、失踪した兄の手がかりを探れ…! 未知なる“異形(フリークス)”の世界で、新たな仲間との冒険が始まる!!
いまやスターとなった親友のフラン先輩。それと比べて自分は……? そんなガサついた気持ちで日々を過ごすカーナは、ある日事故に巻き込まれた映画の科学考証家・デュラントと出会う。「最高のSF映画をつくりたい」そんな彼の夢と彼が書いた脚本を利用して、カーナは自分がヒロインになることを条件に、ペーターゼンフィルムのプロデューサー・ポンポさんの元を訪ねるのだった――。「映画大好きポンポさん2」そして「映画大好きフランちゃん」後のニャリウッドで、再び創作の狂気が覚醒する!
話的には映画大好きフランちゃんの正統続編の作品であるが、一話完結の形式はなく、スター性のある素直なフランちゃんとは対照的な、より不器用で捻くれたカーナちゃんが主人公のストーリーものとなっている。 そのぶん少しザラザラした感情やトゲのあるエピソードが取り込まれていて、ドラマチックなエンタメとして昇華されている さらに映画と芸術に関する論理の鋭さがマシており、クリエイターの信念が垣間見え、相変わらずニヤニヤさせてくる良作 中でも、前作主人公との対比で悩み抜いた今作主人公が、役者としては邪道ながらも人並外れた精密なブランディングでヒロインを演じるシーンは最高に気持ち良いし、次第にその集中に狂気を帯びて邪道を超える瞬間は激アツ…その際の演出も素晴らしい。 個人的には前作より好みかもしれない。 そしてこちらも毎度のことながら作中作のクオリティが凄まじく、この漫画の説得力をより強固なものにしており、納得度の高いものに仕立て上げているのはさすがとしか言いようがないです。 そして恐らく初めて、次作への繋がりも描かれているが、この漫画の余韻を浸らせる間もなくワクワクしてしまう非常に楽しみ
by サ (580)