3.30
437
発刊: 2021.08.27 ~
既刊6巻
新刊通知
a「GUNSLINGER GIRL」の相田裕、最新作!!明治、東京。幕末に死に損ねた武士・春安は、死に場所を求めて大久保利通の暗殺計画に手を出すが「不死」の力を持つ少女・シノに暗殺を阻まれる。ようやく死ねると思った春安だったが、シノは自らの「不死の母を殺し、自分も死ぬ」という宿願を果たす為に春安を助け眷属とする。しかし、母殺しを目指す中で明治政府、不死の兄弟たちが立ちふさがり…!?不死の少女が血を流し命を燃やす、明治浪漫譚!!
3.21
434
発刊: ~
完結・全2巻
新刊通知
aユニークな特撮映画監督として知られる河崎実の出世作にしてライフワークとも言える「地球防衛少女イコちゃん」をあさりよしとおがキュートにコミカライズ!! 特撮ファン、SFファン必読の名作コミックです。
マニアなオタクには有名な河崎実監督の同名OVA作品のコミカライズ。 OVAは3作まで出ていますが、2作目製作時に宣伝用として連載が始まったものだそうです。 なお、私はイコちゃんOVAは3作とも視聴済みでのレビューとなります。 地球防衛軍(LTDT)日本支部でバイトをしている普通の女子中学生イコちゃんは、ある日、泥酔した宇宙人ミラクルマンから、超能力兵器スーパーインカムをもらいます。 そのインカムは、イコちゃんが心を込めて「オネガイ」すると、なんでも願いが叶ってしまうインカムでした。 今更返せとも言えないミラクルマンは、LTDTの隊員・コズミと無理やり同化し、LTDTに入隊します。 迫りくる怪獣や侵略宇宙人を相手に、イコちゃんはスーパーインカムの力で大活躍する、という展開です。 インカムを渡したのがモロケンではなくミラクルマンで、モロケンは登場しません。 また、OVAでは無口でシュールな存在だったミラクルマンがツッコミ役であったりと、原作とは設定が異なっています。 河崎実が作中登場するなど、原作を知っていた方が楽しめる部分はありましたが、マンガから入っても問題ない内容でした。 一話完結型で、各話で事件が発生し、特にピンチにもならずご都合主義展開で解決します。 あさりよしとお氏のロリっぽいタッチはもともとの作風にもあっていて、80年代後半から90年代前半のオタク心くすぐる良コミカライズだと思います。 ストーリーはオリジナル色が強いですが、全く原作を無視しているわけでもないです。 2作目を意識してか、ミラクルマンは2作目のデザイン(電エースではない方)で、イコちゃん2作目から登場するルンナちゃんも登場します。 ただ、主人公は2作目で河井イコから菅河イコにバトンタッチしたのですが、主人公の名前は河井イコのままです。 1作目の磯崎亜紀子さんが演じていたイコちゃんの方が個人的に印象強いので、こちらは河井イコのままで良かったと思いました。 舞台が基本的にLTDTになるので、原作にあったセーラー服姿やスク水変身シーンがなかったのは残念。 電エースが登場するとか、水素獣エッチが登場するとか、もう少しオマージュがあった方がファンとしては嬉しいところでした。 とはいえ、全2巻でよくまとまっていて、原作ファンもそうでないかたも楽しめる作品だと思います。 人を選ぶところがありますが、原作未視聴であれば、そちらもあわせておすすめします。
by うにたべたい (525)