何度でも、瑞々しい。女飛行機乗り、彷徨う島に挑む!!――複葉機・ソードフィッシュを駆り、離島で空輸業を営む快活な女パイロット・御蔵(みくら)みくらは、祖父の遺品から幻の「エレキテ島」の存在を知る。そして、重なった偶然によってその島に遭遇したのだが……。美しく表現豊かな画を約束する天才・鶴田謙二が描く、神秘の海洋ロマン!!
ピンクの銃を持った、ピンクの髪の謎の小娘バンビが暴れまくる、アメコミ系「バイオレンス・ロード・コミック」。裏社会のボスのもとから「未来を握る少年」を連れ去ったバンビは、依頼主に少年を届けるため、彼女を狙う賞金稼ぎたちと追いつ追われつの旅に出る。額を撃ち抜かれ飛び出す眼球、切断された手首…。その行く手には血の海と化した修羅場が待っていた。 <p> 本作の魅力は何と言ってもバンビの破天荒な超人性、ピカレスクぶりにある。かわいい容姿に反した狙撃能力、手錠を素手で引きちぎる腕力。腹が減れば何のためらいもなくコンビニを襲撃する。店員を脅し、銃で殴りつけながら、にんじんをかじり、プロテインの錠剤を頬張り、エビアンで飲み下す。そしてそんな異常な状況にあっても、大好きな幼児向けTV番組「クマのペーさんショー」に夢中になれるバンビは、筋金入りの幼児性の持ち主なのである。 <p> だがそんな彼女でも「ほんとはこんなことしたくない。バンビ、長生きしたいんだもん」と弱気につぶやく日もある。旅が続くにつれ、見えてくるバンビの過去。クールでドライ、スピーディでダイナミック、そしてほんのちょぴりセンチな暴力漫画の登場だ。(中山来太郎)
人生に絶望した男と、亡き姉の子と暮らす女。出会うべくして、出会ったふたり。心ない親の下で幼少期を過ごし、やがて天涯孤独になった陽介。どん底で出会ったのが、亡き姉の子・ケンジと暮らすナツキだった。けれどーーー陽だまりのような日々は突然、手の平からこぼれ落ちてしまう。…そっくりな耳をした、陽介とケンジを残して。「さらば、佳き日」の茜田千が紡ぐ、残酷で温かいーー人生の物語。描き下ろし10ページ収録!
普通の日本、普通の東京。ただごく少数の人間が「バカ」という化け物に突然変異し駆除される世界。クラスでも孤立しがちな女子高生・須永文子は、そんな「バカ」の画像を集める奇矯な趣味の持ち主。想像力がすべてを変える。新鋭が放つ傑作SF第1巻!
3.55
926
発刊: ~
既刊5巻
新刊通知
a925
発刊: 2017.02.22 ~
完結・全3巻
新刊通知
aテレビドラマ化もされた往年のお色気サスペンス、新装版で復活! 1986年から1987年にかけて「週刊少年マガジン」にて連載され、1987年にはテレビドラマ化された、遠山光先生の代表作『胸キュン刑事』全55話を、『新装版+(プラス)』として2017年2月から隔月で全3巻刊行します。 各巻400ページのボリュームに加え、単行本初収録作品を各巻に1本ずつ収録します。1巻では「トラウママンガマガジン」に載った新作『胸キュン刑事~Another File~』、2巻、3巻では今まで第1話しか単行本収録されていなかった『おさわがせ死神レディー』の第2話、3話をそれぞれ初収録。 各巻、遠山光先生の描き下ろしあとがき有。