安達 哲(あだち てつ、1968年2月10日 - )は、日本の男性漫画家。東京都出身。画塾に通い、高校卒業後は美術専門学校に顔を出すもすぐに行かなくなった。1986年に、『卒業アルバム』で『週刊ヤングマガジン』の新人賞を受賞しデビュー。2003年、『バカ姉弟』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。代表作に『さくらの唄』、『お天気お姉さん』、『バカ姉弟』など。
バカ姉弟(きょうだい):豊島区巣鴨在住。ふたりは3歳(推定)。けがれなき子ら。多忙な両親は留守がちだけど、ご近所のみんなに愛されて、今日も元気に暮らしてる!読めば読むほど味わい深い、見れば見るほどかわいい。安達哲が贈る現代のおとぎ話、オールカラーコミック26話&描き下ろしイラスト多数収録。
気弱な高校生市ノ瀬利彦は、美人教師目当てで美術部に所属したり学園のマドンナ仲村真理に思いを寄せたりと、年相応の青春を生きている そんな折、市ノ瀬宅に転がり込んできた地上げ屋の親戚金春夫妻によって、彼の人生は狂っていく 絶対的な大人の権力に抗う知恵と力を持たない利彦は、いつしか反発を捨て快楽に身をゆだね始める 作者が行き当たりばったりで描いたと言ってるだけあって、後半がかなりドタバタするが、そこまでの流れが秀逸。 人物の心の揺らぎ、どうしようもない憤りと諦念が自分を蝕んで、己の芯の部分を曖昧に覆い隠す。 前半から中盤は人間賛歌を強く感じた。 それだけに、後半の「予定調和」が気になった。
by ヴァッハ (209)両親の離婚問題で、田舎の祖母の家に預けられた少年・丸籐竜二(がんどう・りゅうじ)。ひっこみじあんな彼は、転校した学校でも仲間に溶け込めず、孤立していた。ある日、日直で残された教室で、担任の美人教師・西條美津子(さいじょう・みつこ)のスカートを覗(のぞ)いてしまう。「バラされたくなかったら言うことを聞きなさい」それから竜二の、美津子の性奴隷としての日々が始まった――。愛を求める少年の異常な体験を通して、人生の切り開き方を考えさせられる、安達哲の傑作!