3.00
249
発刊: 2015.02.24 ~
既刊1巻
新刊通知
a地球がわが家の自由な浮浪者3人組と、ひょんなことから転落人生真っただ中となったギャルのカルテットが繰り広げる、近未来サイバーパンクおとぎ草子。 <p> 自称、町内宇宙パトロールなので何者にも縛られない。違法行為をあっけらかんとやってのけるが、決して人の道から外れすぎることはしない。そんな彼らの引き起こす、他人も世間も巻き込んだ大騒動。社会通念や常識から、遠く離れたむちゃくちゃな発想に基づく彼らのでたらめな妄想と行動は、終始読者の爆笑を誘う。 <p> 一方で、天気がいいから月にでも行こうと口にするや、瞬く間にロケットを作りあげてしまう彼らの行動力は、単純にギャグにとどまらない痛快さも感じさせる。実際にそのロケットが飛ぶか飛ばないかは問題ではない、と言わんばかりの粋な魅力がそこにある。 <p> ただ生きる。それだけでとにかく楽しそうな彼らのギリギリの暴走が、羽生生の硬質なのに生き生きとした線で描かれる。そこには理屈の中で生きることに窮屈さを感じているような人間が、ハッとする瞬間が隠されている。アクの強いユーモアに笑い転げた後に、ふとしみじみとしてしまうような、不思議な読後感。世界を満たす不条理を、当たり前のこととして平然と受け流す流浪の生活者たちの懐の深さが味わえる。 <p> 「で、ワガランナァーってどういう意味?」 <br> 答えは本編の中で。<div align="right">(横山雅啓)</div>
「はっちゃんのいないこの世界は 死ぬほど空しい。 でも、私は生きてゆく――」 多発性骨髄腫を発症した夫・加賀八郎(「THE GOOD-BYE」ベース、ボーカル)との日々を 妻で漫画家の池沢理美が描いた、夫婦の闘病コミックエッセイ。 夫婦で過ごした切なくも愛おしい1094日間の物語です。 「壮絶な闘病、そして喪失の哀しみののちに残ったのは、愛でした――。」
3.12
249
発刊: 2021.07.20 ~
既刊3巻
新刊通知
aふいに出会ったJKのマリオさんと犬のサルトルさん。この出会いが、実存主義が、マリオさんと周囲を緩やかに変えていく。「上手く」生きたいなら別の本を、「ご機嫌に」生きたいなら、この本を。
うみは洋々とそらには満点の星が…片田舎に住むカナメとアミは学校の文化祭準備に勤しんでいた。ぶつかり合いながらどこか近しい2人の関係は…!?大石まさるが描く叙情的思春期青春譚!
247
発刊: 2016.11.24 ~
完結・全1巻
新刊通知
a高校生の亮太は、3年前に兄の死を経験してから、無気力な毎日を過ごしている。人が死ぬ小説ばかりを読み、一人で過ごす亮太。しかし、高校最後の体育祭を前に、クラスメイトの小春と親しくなっていく。天真爛漫な小春の存在が亮太の暗い心を次第に動かし…。恋から愛へ、時間と共に変わっていく二人の青春ラブストーリー。