IT革命史の決定版! Mac、iPod、iPhone、iPad… 世界を変え、世界を創った企業・アップルコンピュータ。その中心にいたスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックは、30年前、まだ無名だった。向かうところ敵だらけの70年代シリコンバレーを舞台とした、二人の革命に浸れ、そして熱狂せよ!!
ジョブズとウォズニアック、2人のスティーブを主役にした伝記漫画。 Apple創業から2人が一時退陣するまでが語られます。 漫画的表現があるものの史実に忠実に描かれていて、Apple創業に関わった重要人物やMicrosoft、IBM、HP、Xeroxも登場し、Appleとの関係性を学べます。 私自身Apple信者というわけではなく、PC-9821でゲームを遊んでいた頃、Macintoshの存在はグラフィック系の作業をする人向けのニッチな存在というイメージいました。 GUIは元々Appleのものという漠然とした情報はありましたが、具体的にMicrosoftがGUIをパクったのか?については知らないままでいたので、本作の内容はかなり勉強になりました。 ウォズニアックのブルーボックス自作の逸話から、Apple創業、最初期のコンピューター販売店"バイトショップ"で販売することになったApple Ⅰ、マイク・マークラ、マイケル・スコット、Apple Ⅲの失敗やPARKの見学、GUIとの出会い、そして、Macintoshと、初期のAppleについて描かれています。 描かれるのは2人の退陣までで、PowerBookや、iMacにインテルが乗るという私的に衝撃を受けた出来事については残念ながら触れられていないです。 あくまでも2人のスティーブの物語のため、ウォズニアックが関わらないiPodやiPhone、iPadまで描かれないんですね。 ただ、個人的には黎明期、今では名機と呼ばれるコンピューターが犇めいていたこの頃が最もドラマとしては輝ける時代だったと思うので、いい所で終わったと思います。 日本版も読みたいです。NECのPC98シリーズやシャープのx68000、SEGAのSC1000、主人公を誰に据えるかが難しいところですが。 なお、ジョブズのカリスマ性、影響力を現実歪曲空間という厨二なワードで言い表すことがありますが、本作はその現実歪曲空間が展開されることで周囲の人々を圧倒しなぎ倒す表現が用いられます。 ビル・ゲイツなど、同じく強いカリスマ性を持つ人物とぶつかり合うシーンでは、まるでバトルマンガのような場面になっていて、ただの歴史漫画では無く楽しめるポイントでした。 折を見て読み返したくなる作品だと思います。
by うにたべたい (528)現代日本の痛みを描く医療漫画の新機軸! この児童精神科医は、発達障害を凸凹と呼ぶ。あなたの凸凹にハマる生き方が必ずある。/日本で発達障害と診断されている人はおよそ48万人。そして、子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。人知れず学校や家庭でトラブルを抱え、孤独や苦痛に耐えながら生きる人たちがいる。児童精神科医は、そんな親と子に向き合い続ける。第1巻は「でこぼこ研修医のカルテ」「金の卵」「学校に行けない子ども」の3編を収録。
今の仕事に悩んでないか!?転職を考えているなら……そのときこそが人生の転機だ!!龍山高校英語教師・井野真々子(いの・ままこ)は、転職代理人の海老沢康生(えびさわ・やすお)と出会った。そして、彼の話にひかれ転職を決意、選んだ職業は、海老沢と同じく転職代理人!!メディアに騙されるな、イメージに惑わされるな。これは社会人のための“ドラゴン桜”だ!
ドラゴン桜で登場した龍山高校の英語教師「井野真々子」が主人公。 教師からの転職を考えた井野は、「桜木健二」に転職代理人「海老沢康生」を紹介される。 アドバイスを聞いた結果転職を諦めかけるが、海老沢の進めより、海老澤の所属する会社・ライフパートナーで、転職代理人として働き始めるというストーリーです。 "ドラゴン桜"では、落ちこぼれつつある生徒を様々な受験テクニックで東大合格に導く受験生に向けた内容でしたが、本作のターゲットは就労中の大人となっており、転職を主なテーマにして社会的価値を高める方法、成功する為の考え方を指南する内容となります。 前作では東大合格という明確なゴールに向けていましたが、本作は基本的にはライフパートナーへ転職相談に訪れる顧客を通して学ぶパターンとなっています。 仕事がターゲットなので、そのゴールというとリタイアになるわけで、本作ラストは井野が自分のやるべき仕事を見据えたことで終幕です。 私は仕事に差したる情熱もない、持つ気も無いので、ペラペラめくって読んでましたが、意識の高い人には具体的な数字があって、実践的でわかりやすいことが描かれているので、自己啓発書とか好んで読む方は好きなんじゃないかなと思います。 見出しだけ書くなら「人の価値は市場が決める」とか「もっとも年収の高いのが転職0回の人」、「転職はリセットではなく人生のチューニング」など。 また、マスコミが伝える社会のデータの嘘についても多く取り上げられていて、転職を考える人にもそうでない人にも為になる内容だと思います。 マンガとしても普通に面白く、先の展開が気になる作品でした。 また、ドラゴン桜と違い、作画も安定していると思います。 氏は企業や株式投資、就活を題材にしたマンガも描いています。 これまで興味のない分野でしたが、読んでみいという気にさせてくれます。
by うにたべたい (528)日本に点火する、憂国の極道×官僚!! 『サンクチュアリ』の史村翔×池上遼一が放つ、 この国の「暴力」と「権力」!! 沖縄に現れた憂国の極道・新海十造。 沖縄独立運動の扇動者を始末し、 尖閣では中国兵を狙撃。 中国マフィアに支配された 沖縄極道に再起を促す。 一方、公安の特命班「BEGIN」を 率いる神津快。 彼は日本が生き残るために、 沖縄を戦場にしようと・・・・・・!?