26巻
角界きっての暴れ者、坂口松太郎が大暴れする痛快・大相撲コミック!▼第1話/のたり亭主▼第2話/のたり稽古▼第3話/キヨスの純情▼第4話/バカヅキ松▼第5話/松、ID相撲す!?▼第6話/のたり神経戦?▼第7話/中日(なかび)の宴 ●登場人物/坂口松太郎(四股名・荒駒、35歳。伊勢駒部屋の小結。憧れの南先生と結婚したものの、「のたり」な性格はあいかわらず)。田中清(四股名・駒田中、32歳。前頭。ふだんは寡黙だが、酒が入ると別人に)。西尾留次(松太郎とは腐れ縁の仲。伊勢駒部屋に居候している)。伊勢駒親方(元・幕内九枚目。心配性な親方)。阿久津五郎(四股名・駒ケ嶽、25歳。前頭。伊勢駒部屋のホープ)。辻(伊勢駒部屋の新弟子。松太郎の付け人)。南令子(元・中学校の教師。松太郎と結婚し、一児をもうける) ●あらすじ/前巻から数年後、憧れの南先生と結婚した松太郎も、いまや35歳。相撲協会の幹部たちからは「百歳すぎても現役だろう」とカゲ口をたたかれながら、いまだ現役を続行している。しかし、結婚しようが、年をとろうが、例のマイペースぶりはあいかわらずのまま。さて、つぎなる「のたり」の活躍は!?(第1話)▼田中や阿久津をはじめ、稽古に精を出す伊勢駒部屋の面々。一方、松太郎はといえば、ゲームセンターで時間をつぶしている始末。しかし、ひとたび土俵にあがれば、まだまだ田中たちがかなう相手ではない。百年に一人の逸材を大関にすることすらできない……と、伊勢駒親方はなげくことしきりだが!?(第2話) ●本巻のハイライト/競馬でアブク銭を稼いだとたん、手抜きの無気力相撲を続ける松太郎。しかし、その怪力ぶりは健在で、角界一の腕力の持ち主とされる魁王(かいおう)を相手に腕相撲をして一歩も引けをとらない。そして、まんまと掛け金をせしめた松太郎は、またしても無気力な相撲を繰り返すが……(第4話)。なお、松太郎の実弟・竹志が第7話にて久しぶりに登場。3年前に雷神部屋へ入門し、現在、幕下九枚目であることが描かれる。