太郎はWBCバンタム級チャンピオン、イワン・ヴァシリエフのスパーリングパートナーを勤めることになる。世界で一番強い男と同じリングに立てることに心が躍る太郎。会場に向かうとライバル、ガルシアが先にスパーリングをしていた。しかし全く歯が立たない。ガルシアは結局チャンピオンの顔面にパンチを入れることすらできなかった。いよいよ太郎の番、前半打ち込まれるがサウスポーにスイッチしてからは、パンチがヒットするようになる。しかし本気になったチャンピオンにあっさりとKOされてしまう。花形という具体的な目標を失ったままの太郎に新たな目標が見えはじめた。