「アルチュール・ランボーのような誇りと激しさを秘めて、丸尾末広は、自らの魂の廃墟の上に立っている」フランス・コミック界の巨匠・メビウスが生前、羨望とともに絶賛した、漫画界の魔神・丸尾末広。世界が待望するその最新作は、キャリア初となる巻数を配した最大の長編作として構想された。宿命の双子が経験する地獄巡り、ロマネスク怪奇幻想復讐劇、今ついに瞠目の開幕。
「祈りのような清々しささえもたらす」夏目房之介、絶賛。『このマンガがすごい!2011』第3位、『このマンガを読め!2011』第3位、第14回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品、マンガ大賞2011第6位…現代を代表する漫画として高い評価を受け大ヒット。幸せな家庭を築いていた漫画家に突如訪れた悲劇、妻の死。最愛の人との最後の日々を、繊細で果敢に描き尽くすドキュメント。
終末もの、あるいは世界系と呼ばれるジャンルに位置する作品です。 可愛らしいロリ系のキャラがヒロインで、直接的な性的表現も多々あるのですが、ストーリーは硬派でよく練られたSF作品となっています。 今から遠い未来。間もなく人の世が終わろうとするころの時代の話。 大きな交通事故に会ったが、何者かによって体の半分以上に「他者」を移植し生き延びることができた。しかし、その後遺症でもがき苦しみ、毎晩の悪夢に苦しむこととなったヨシズミ・イクルは、一人きりで死にゆく寂しさに耐えきれなくなり、市役所に「愛人(アイレン)」を申請する。 愛人(アイレン)とはイクルのような末期的な患者の精神的な助けになるために与えられる人工の人間で、アンドロイドなどと異なり、医学的見地からも普通の人間と変わりがないが、およそ10ヶ月ほどで死ぬ運命が刷り込まれている物である。 イクルは愛人(アイレン)のあいを手に入れるが、通常の愛人(アイレン)とは様子の異なるあいにやがて心頭し、つかの間の幸せの日々を過ごす。 イクルとあいのラブラブな日々の裏側では、世界はHITOと名乗る集団による兵器の掌握や、呪いと呼ばれる生物兵器による世界的なテロの勃発などにより破滅の方向へ粛々と動いている。イクルとあいは忍び寄る死神の靴音に怯えながらもこの世に生きた意味を探す。 謎が謎のまま明かされない部分もあるのですが、愛し合った二人の片割れが死んで残された者の悲しさ、どうしようもない絶望の中、見つけた一握りの奇跡に感動する作品です。 できるだけネタバレしたくないので、どうしても抽象的なレビューになってしまいますが、おすすめの作品です。
by うにたべたい (585)3.06
19
発刊: 2002.08.25 ~
既刊5巻
新刊通知
a隔絶された地で、死の影と戦いながら懸命に生きる少年たちの愛と勇気!!明日なき人類の行く末を警告する、SFロマン!!
横転したトラックの荷台から、豚が10頭逃げ出した。豚たちは中学校に向かって、すごい勢いで突進してくる。しかしそれをあっさり撃退した、6人の中学1年生がいた。その6人は坂上美空、小久保都という2人の女の子と、三橋竜童、村田十四郎、春日千代之介、北島光太という4人の男の子。彼らはその運動神経に注目され、レンタルクラブの顧問・船村から入部の勧誘を受ける。レンタルクラブとは、小子化により部員が足りなくなった各運動部に選手を貸し出すクラブだ。優れた才能を持つ選手を一つの部活動に閉じ込めず、広く門戸を開放し、求めに応じて駆けつける。そんなクラブの部員として、6人に白羽の矢が立てられたのだった
3.39
19
発刊: 2004.03.15 ~
完結・全6巻
新刊通知
a互いの両親の“入れ替わり結婚”のため同居する事になった光希と遊。顔はいいのに、クールで意地悪。でも、たまにやさしい…そんなママレードみたいな遊に光希は次第にひかれて…。雑誌掲載時のカラー扉、カラーページを完全再現! 「りぼん」の表紙や口絵、ポスター、付録、特製品のイラストを多数掲載!
乙女と南がたった3日ちがいのキョーダイになって5年。最近、南は乙女にドキドキしてるけど、乙女のほうは片思いの相手・周(あまね)くんにキスされて……!?あまくてせつない究極のブラザー・ラブ、スタート!
『宇宙家族カールビンソン』『まんがサイエンス』などの漫画作品のみならず、『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒デザインでも知られる、あさりよしとおが描くドタバタ・コメディ作品!中学生・鈴木六文(ろくもん)の家に突然居候を始めた地獄の姫・瑠玖羽(通称・るく)と上級悪魔・ブブ。彼等の目的は人間界の“世直し”だという。更に悪魔を監視するために現れた天使ヨフィエルとルミエルが介入し、鈴木家はいつも大騒ぎ!?
気弱な高校生市ノ瀬利彦は、美人教師目当てで美術部に所属したり学園のマドンナ仲村真理に思いを寄せたりと、年相応の青春を生きている そんな折、市ノ瀬宅に転がり込んできた地上げ屋の親戚金春夫妻によって、彼の人生は狂っていく 絶対的な大人の権力に抗う知恵と力を持たない利彦は、いつしか反発を捨て快楽に身をゆだね始める 作者が行き当たりばったりで描いたと言ってるだけあって、後半がかなりドタバタするが、そこまでの流れが秀逸。 人物の心の揺らぎ、どうしようもない憤りと諦念が自分を蝕んで、己の芯の部分を曖昧に覆い隠す。 前半から中盤は人間賛歌を強く感じた。 それだけに、後半の「予定調和」が気になった。
by ヴァッハ (209)