3.27
5
発刊: 2012.11.21 ~
完結・全1巻
新刊通知
a静寂と闇に支配された小さな島の小さな村。「くらやみ村」と呼ばれるその村は、夜が明けず、収穫はわずか。年に一度のお祭りを祝うにも楽器すらない。誰からも忘れられたその村にある日、街の人がやってきた。村に光をもたらす「ひかりの木」を植えないかと・・・。
「紳士淑女の皆さん!摩訶不思議な手品の世界をご覧に入れましょう!」少年は何ものにも従わず、軽やかに己の道を歩む――。マジシャンとして天性の才能を持ちながら、何ものにも縛られることなく自由に生きる少年・長見良(ながみ・りょう)。マジシャンだった祖父・龍五郎(たつごろう)に憧れて育ったサラリーマン・北條(ほうじょう)。龍五郎が生前にとった唯一の弟子だった良には、ある秘密があった。そして、良の才能に魅入られた北條は、ともに歩んでゆく。
稀代のマジシャンから手解きを受け、プロ級の才能がある中学生マジシャン・長見良。 彼はまるで魔法のようなマジックの才能を持つ傍ら、ディスレクシア、いわゆる失読症に悩まされる障がいを抱えていました。 そんな彼が自らの障がいと闘い、マジックひとつで自分も他人も笑顔にさせる。 画力が高くて、絵が綺麗。マジックの描写も美しく、物語の運び方も丁寧。 最終9巻で色々と1巻との対比が見られますが、良君の成長ぶりが美しいです。ただ、少し駆け足だったかなという印象です。 しかし、それを鑑みても一読するにあまりある作品でした。 字の読み書きができないという失読症は、一般に大きなハンデです。まず普通学級の学校には通えない。それでも、マジックという「言語がいらない芸術」を武器に、家庭や学校、世間、そして自分と闘いながら生き方を模索していく。 その物語がとても美しくて、ほぼ毎巻泣きました。主人公の良君以外の関係者にも物語があり、大変泣かされました。 ただのシンプルなお涙頂戴ではなく、そこに至るまでに積み上げられた物語があるからこそ、より感動しました。 何より、作者様の物語の構成力、技術にただただ感動です。 最後に、作中で引用しているセリフ、"You are magic!" これが印象的です。その意味するところを、ぜひ読んで感じてください。 本当に名作。
by せふぁ (1265)3.14
5
発刊: 2010.10.08 ~
通常版・他1作品
新刊通知
a耳にハンデをもちながらも、音楽の才能を開花させるルードウィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。不幸な生い立ちからルードウィヒを憎む貴族、フランツ・フォン・クロイツシュタイン。2人の交錯する運命とは!? 手塚治虫が死の直前まで描き続けた絶筆作品、ついに刊行! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT337~338『ルードウィヒ・B』第1~2巻収録 <初出掲載>1987年6月号~1989年2月号 コミックトム連載(未完)
七色(なないろ)いんこは、どんな役をもこなす天才役者。しかも、突然の代役でも完璧にこなし、舞台の出演料はいっさい取らないのだ。そこには、劇場にやってくる金持ちから金品を盗みとるという裏の目的があった――。古今東西の演劇をモチーフにした、軽妙洒脱な連作犯罪活劇! <収録作品>ハムレット/どん底/人形の家/修禅寺物語/ガラスの動物園/検察官/電話/ゴドーを待ちながら/アルト=ハイデルベルク/誤解/ヴァージニア・ウルフなんかこわくない/ピーター・パン/幕間/化石の森/じゃじゃ馬ならし/彦市ばなし/シラノ・ド・ベルジュラック <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT341~343『七色いんこ』第1~3巻収録 <初出掲載>週刊少年チャンピオン 1981年3月20日号~1982年6月4日号 連載
3.08
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発刊: 2015.12.09 ~
既刊2巻
新刊通知
aあるところによく打ち切りをくらう漫画家がおりました。漫画家が暗い部屋から外を眺めていると、子供たちの歌声が聞こえてきます。「ありのままの~♪」漫画家は思いつきました。子供向け漫画を描いて人気者になればこの暗い部屋からありのままに出ていけるかも知れない。そこでパブリックドメインとなった原作を探し、ついにとある童話に目を付けたとさ。
森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った少年カイの物語。楽譜すら読めないカイは、東京からの転校生・雨宮修平、そして音楽教師・阿字野壮介に出会う。阿字野は事故によりピアノをやめてしまった悲劇の元天才ピアニストだった。惹かれ合い、反発しあう、3人の個性。ピアノはいつも弾き手を待っていた。
フェローズ連載中の読切連作『野ばら』、ついに単行本化! 本誌発表後すぐに続編の制作が決まった人気キャラクター“しょむたん”シリーズをはじめ、彩り豊かな8本の物語を一挙収録! 読者を震え上がらせた恐怖譚「こっちを見てる」、エロティックな刑事ドラマ「秘密のジュンジュン」、おバカショートコメディ「男やもめ・チャイナパンツ」、「渋谷でタンキニ」、胸をしめつける初恋物語「くるくるとGPS」――新鋭・高田築が描く魅力いっぱいの物語群を、きっとあな