イタリアのとあるアパートでは4人の中年男性がルームシェアして暮らしており、"5番目の部屋"を短期留学生向けに貸している。 4人のイタリア男、マッシモ、チェレ、ルーカ、アルを中心に、訪れる留学生と共に様々な物語が繰り広げられる話となっています。 直前に読んでいた同作者の"not simple"に比べるとかなり陽気で楽しい話です。 絵柄は"not simple"と同じなのにこうも印象が変わるものかと驚きました。 シンプルな線で、不運の連続からも光明を求めた洞穴のネズミのような"not simple"と比べると、イタリア的陽気さと恋とパーティーに彩られた本作は、月並ですが月とスッポンと形容するのに相応しいと思います。 物語としての完成度はとにかく、私的には本作のほうが好みです。 また、オノ・ナツメ作品はコーヒーとお菓子を準備して構えて読む必要がある作品が多いのですが、比較的ライトな感覚で読むことができる内容になっています。 本作は一続きの作品ではありますが一話一話で話が別れていて、途中で置いても問題ないと思いますが、似たキャラが多く、またキャラの出入りが激しいため、一度は通しで読んだほうが良いと思います。 他の作品同様、一本の映画を観るように楽しむ作品です。 本作は元々ウェブコミックで連載されていた作品に描き下ろしのエピソードを3本追加したものになっています。 追加エピソードもステキでした。 イタリアは窃盗や物乞いの多いイメージがあるのですが、本作を読むとイタリアに住んでみたくなります。 ラストはハッピーエンドですが、少し寂しさを感じます。一方で物語としてちゃんと結末があるスッキリとした作品でした。
by うにたべたい (585)3.18
23
発刊: ~
完結・全5巻
新刊通知
a高崎友香はお嬢様学校に通う、元気な女子高生。ある日、電車の中でチカンにあっている友香を助けてくれた、名前も知らない王子様に一目ぼれ!!数日後、友香の同級生で、超お嬢様の江梨子のパーティーに参加すると、そこには新人バンドの中でカッコよく歌う友香の王子様がっ…!!椎名あゆみの学園ラブコメ♪
雷のなる深夜、森ヒロシはドンドンという音で目が覚めた。外を覗(のぞ)いてみると、隣の部屋の前に、ロングコートにロングヘアー、紙袋とバッグを提げた異様な大女が立っていた。翌日から、突如その大女に付きまとわれるようになった森。サチコと名乗る女の行動は次第に異常さを増してきた。彼女の目的は何?そして彼女は何者!?ひたひたと迫りくる恐怖に、あなたは耐えられるか?望月峯太郎の傑作ホラー!
3.16
22
発刊: 2022.11.25 ~
既刊4巻
新刊通知
a隣国まで迫る魔物の勢力に、王都の騎士たちの危機感も高まる中、ヴェルナー主導で、対魔物戦を想定した集団訓練が行われることに。多数の貴族が訓練へ騎士団を派遣し、因縁のフュルスト家からも、ヘルミーネが参戦。騎士ヘルミーネと共に行動する中で、ヴェルナーは訪れた村のある異変に気が付き――。「貴族として――俺の役割を全うする」 各地に広がる魔王復活の余波。勇者マゼルの戦いの裏側で、凡人が奔走する異世界本格戦記ファンタジー、緊迫の第4幕!
外見に自信がない少女・メイは、容姿端麗な叔父さんがうらやましい。でも、叔父さんにとってはメイが一番かわいらしいのです!仲良しふたりのあたたかな同居生活、第1巻。ひたむきに愛を描く新鋭・綿野マイコの初単行本です。
製菓メーカーに勤めるごく普通のサラリーマン、赤森六男。ある日、残業を終えて帰宅途中、六男はオヤジ狩りをしている半グレ集団に遭遇。六男も因縁をつけられるが、武器を持った半グレ集団を一瞬で倒してしまった! 六男は伝説の殺法術「背神活殺流拳法」を受け継ぐ「赤森家」の子孫だったのだ! 平凡なサラリーマンが歩む、血と格闘にまみれた物語が、いま始まる!
男爵家の長男・ロルフは 知勇ともに優れた神童と呼ばれていた。十五歳の時に受けた儀式で、誰もが授かるはずの魔力を得ることができなかった。そのときから彼の恵まれた人生は一転し、男爵家を廃嫡、 さらには幼馴染のエミリーとの婚約までも破棄され、騎士団では"煤まみれ"と罵られる地獄の日々が始まる。しかし、それでもロルフは悲観せず、ただひたすら剣を振り続ける……。そうして磨き上げた剣技と膨大な知識、そして不屈の精神によって、彼は襲い掛かる様々な苦難を乗り越えていく──!騎士とは何か。正しさとは何か。守るべきものとは何か。そして彼がやがて行き着く未来とは──。神に棄てられた男の峻烈な生き様を描く、壮大な物語がいま始まる。
3.12
22
発刊: 2022.12.22 ~
既刊2巻
新刊通知
a大学からの友人同士のサチとユーカは同居人でパートナー。自由奔放なユーカと自分を過小評価しがちなサチ。性格は真逆だけどお互いが何より大事な2人の社会人百合ラブコメ!
九印連合直参五劫興行・会長代行の南方律は30年前に男に暴力を振るわれてる幸子を助けて以来、その後も男に尽くしてお金も渡してしまう幸子の面倒を見ていたが…澱んだ吹き溜まりで歪な愛をぶつけ合うシスターフッドストーリー「ラブソング」ほか、ちばてつや賞佳作を受賞した俊英作家の短編集!
「我らの心が潰れれば、国が潰れる」大帝国「グランベルデア」で若くして将軍にのぼりつめた男、ユリウス・ローア。自ら指揮する軍事作戦で命を落とした少女を前にして、反乱を決意。帝国の理不尽をただすため挙兵する。ユリウスの予想に反し、蜂起は燎原の火のごとく拡大。1人の死から始まった反乱は、100万人の死をもたらしてしまった!自らの命で反乱を終わらせる決意をしたユリウスだったが、従ってきた者たちはそれを許さず、船に乗せて大陸から逃がしてしまう。流されたユリウスが目を覚ましたのは見知らぬ島。文明レベルが帝国より300年ほど遅れている未知の土地で、ユリウスは第二の人生を歩もうとするが、ここは何かがおかしい。異形の生物、銃火器の暴発、そして「マホウ」なる意味不明の概念――。原理の異なる2つの世界を越境してしまった男・ユリウスの「将軍としての生き直し」が始まる!
スイス連邦の独立を描いた『狼の口』に続く、久慈光久の戦闘群像活劇、第2作目の舞台は15世紀の英国! サマーセット家に仕える騎士・ブラッドは主君を逃がすため、ひとり、橋の真ん中に残って後続を迎え討つ…!