3.23
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発刊: ~
既刊1巻
新刊通知
a『カラオケバカ一代』とはいうものの、カラオケうんぬんを抜きにしてもこれは立派な「バカ」であろう。しかも天才的なバカさ加減だ。 <p> 表題作の「カラオケバカ一代」は、容姿端麗スポーツ万能でモテモテだが、実は破壊的にオンチであるという欠点をひた隠しにしていた主人公の桜宮達也、通称タッちんが、ライバル的存在である鈴木にカラオケで勝負を挑まれて窮地に陥るところから始まる。その後特訓をするべく1人でカラオケボックスにこもっていたタッちんは、なぜか馬に乗って乱入してきた女性に思わず弟子入りしてしまう。馬に乗っている時点で相当怪しいのだが、特訓シーンはさらにメチャメチャ。海に潜ってアワビをとらされたり野球の球拾いをしたり、カラオケとはまったく関係ないことのオンパレード。そんなバカバカしいシーンを絶妙なテンポと強烈なテンションの高さで、ひたすらおもしろおかしく読ませてしまう。 <p> さらにこの本で驚かされるのが、そんなバカなことをやっていながら、いけしゃあしゃあとオトメチックな恋愛モノの短編「猫日和」「星の名前」を併録していることだ。しかもこれが読んでみると、実にまっとうに少女マンガとしてのおもしろさを発揮しているのだから恐れ入る。 <p> ジョージ朝倉の作風は振れ幅が大きい。それが恋愛方向に振れるにしろギャグ方向に振れるにしろ、共通しているのは非常にエネルギッシュであるということだ。この単行本は作者の初作品集の復刻版であるが、それだけにまだその才能が荒削りなものであったころの、生のエネルギーが暑苦しいくらいに満ちあふれている。(芝田隆広)
コミック。並程度。小口ヤケ有。過度に状態を気にされる方および中古品に神経質な方はご注文をお控え頂けますようお願い致します。発送は郵便局よりゆうメールにて発送させて頂きます。ご注文お待ちしております。Y31
自身の書店でのアルバイト経験を元としたエッセイ漫画 漫画なので多少の誇張表現はありますが、体験を元に本屋さんのお仕事について1話完結型で描かれたものになっています。 私も2,3年ほど書店バイトをしていてバイト中に本作に出会ったのですが、本作の内容は書店員ならかなり「分かる」内容となっています。 シュリンクが神の域に達してしまったり、注文通りの入荷数が入らないから多めに注文したら注文数通り入荷してしまったりなど、書店員なら共感できるネタが満載です。 また、著者は当然ながら書店で働きつつも本業は漫画家のため、サイン会や版元営業など、ならではの話題も記載されていて興味深く読めました。 書店好きというよりも、店員だった方におすすめします。 書店勤務経験がない場合は体験が伴っていないので違った感想になると思いますが、一見として知的なお仕事に見える本屋さんは、実はこんなんですという幻想をぶち壊す的な意味でおすすめします。
by うにたべたい (584)A5厚版コミックス・愛蔵版です。収録作品:隣の女、散歩の日々、石を売る、無能の人、カメラを売る、蒸発、など近作12編をまとめて読むことができます。