つげ義春さんの作品の書影

つげ義春

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プロフィール

つげ 義春(つげ よしはる、戸籍上は1937年10月30日(実際は4月の生まれ) - )は、漫画家・随筆家。小学校卒業と同時にメッキ工場に勤め、転職、家出を繰り返しながらメッキ工に戻る。17歳で漫画家を志し、18歳で若木書房より『白面夜叉』でデビュー。貸本雑誌『迷路』『忍風』などに作品を発表。1967年からは発表の舞台を『ガロ』に移し『沼』『チーコ』『山椒魚』などで注目され始め、『ねじ式』で多くの読者に衝撃を与える。これらの作品を発表した1967年‐1968年の一時期、精力的に執筆したものの、1970年代からは体調不良もあり年に数作という寡作なペースとなる。神経症に苦しみながらも1984年発刊の『COMICばく』誌上に『無能の人』などを毎月連載。1987年を最後に漫画作品は発表していない。デビュー当初はつげ・よしはると表記していた。本名の柘植 義春名義による作品もある。またナカグロを入れてつげ・義春と表記されたこともある。テーマを日常や夢に置きリアリズムにこだわった作風を特徴とし、旅をテーマにした作品も多い。『ガロ』を通じて全共闘世代の大学生を始めとする若い読者を獲得。1970年代前半には『ねじ式』『ゲンセンカン主人』などのシュールな作風の作品が高い評価を得て、熱狂的なファンを獲得した。漫画家のつげ忠男は実弟。妻藤原マキは、唐十郎主宰の劇団・状況劇場の元女優。一男あり。身長175センチあるいは176センチ。2017年には『つげ義春 夢と旅の世界』(新潮社)と一連の作品で第46回日本漫画家協会賞大賞受賞。

つげ義春の作品

一覧
『改訂版 ねじ式』の書影

改訂版 ねじ式

3.21

487

発刊: 2018.01.29 ~

既刊1巻

新刊通知

a

ひなびた漁村や岬、白浜が魅力的な景色を展開する素朴な西伊豆は松崎での、人々との触れ合い…。そして紅葉を求め、福島県の二岐渓谷で遭遇した大型台風の恐ろしい一夜など、作者の体験を描いた旅マンガ。読む人を摩訶不思議な世界へと誘う鬼才の代表作『ねじ式』の他、長八の宿・二岐渓谷・オンドル小屋・ほんやら洞のべんさん の、全5編を収録。※作品は1968年に発表されました。

『ヨシボーの犯罪』の書影

ヨシボーの犯罪

400

発刊: 2017.03.23 ~

既刊1巻

新刊通知

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関西の殺し屋として有名な鮫島兄弟の兄が、殺し屋サムに殺害され、兄の仇を討つため地下組織に女装して潜入した弟のケン。だが、正体が暴かれ、地下のガレージに閉じ込められてしまう。そんな時、仇のサムが現れ…。(非情)/ ハードボイル劇画、時代劇など、鬼才の初期作品、非情・忍者狩り・恐れる小さな町 の全3編を収録。※作品は1960年に発表されました。

『つげ義春大全』の書影

つげ義春大全

3.23

348

発刊: 2020.04.24 ~

既刊21巻

新刊通知

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江戸時代前期、将軍徳川綱吉時代に行われた「生類憐みの令」を題材にした作品で、悪法に苦しむ人々を救う謎の使者白面夜叉の活躍を描いた単行本デビュー作『白面夜叉』。不慮の死を遂げた恩師の仇を討つため、苦難の道を歩む剣士の姿を描いた『涙の仇討』。亡き父を尋ね歩き、数奇な運命に巻き込まれた少女を描いた『愛の調べ』。長編三作を収録。若き日のつげの、漫画への情熱がうかがえる力作群。

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作品レビュー

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