3.04
7
発刊: 2012.11.27 ~
既刊6巻
新刊通知
a女の子よりも男の子たちとスポーツをして遊ぶのが大好きな女子小学生「倉橋瑞希」。 そんな彼女の机の引き出しから、突如、色黒でマッシヴな外人「レイモンド」が現れ、英語で怒鳴り散らかす。 突然現れた外人が現れ下が立つ(understand)などと言い出し危険を感じた瑞希は、母と共に引き出しを縛り粗大ゴミ置き場に机ごと廃棄する。 そんなこんなで、未来から来た海兵隊型ロボット・レイモンドと、瑞希のドタバタの日常を綴ったコメディ漫画。 レイモンドは、将来、歴史的に重要な人物の母となる瑞希を護衛するために未来から来たという設定です。 元ネタとなっているのはもちろん、あの有名な青いタヌキ型ロボットなのですが、原型はほぼ無いです。 強いて言えば、未来のひみつ道具が登場します。 瑞希の股間の"四次元ファスナー"や、"タイムマシン"、"ピストル"などが登場し、銃刀法違反で逮捕されたりしますが、ひみつ道具に頼ったストーリーではないです。 毒の強い女子小学生と、ダメなでかい外人が暴れまわる内容です。 掲載誌が異なりますが、連載時期がラブやんと被っていて、ノリや絵柄がラブやんに非常に似ています。 本作はメガネの女子小学生が主人公に据えられていますが、BPOにケンカを売った感じのロリ・オタ・プーなきっつい隣人は登場しません。 どちらかというと友人の男子小学生の性の目覚めをねっとり描写しているので、それはそれでな諸氏にはおすすめです。 相変わらずな田丸浩史の危険な限界ギリギリアウトな下ネタギャグが展開されるため、(田丸浩史作品は全般的にそうですが)女性にはおすすめできない一作ですね。 全3巻で完結していて読みやすく、長さもちょうどいい感じです。 ラブやん読んでハマった方はこちらも読んで間違いはないかと思います。
by うにたべたい (581)日曜日は「血」の料理を食べる日――。郊外の静かな町・東八森(ひがしはちもり)。そこには、日曜日に「血」の料理を食べる人々「血飲み(チノミ)」が暮らしていた。ある日、一人の女が全身の血を抜かれ殺される事件が起こる。そんなとき、しがないフリーターのユーイチは驚くべき「血」の秘密を握る!知ってはならない「血」の謎を追う、衝撃のアドベンチャー・ホラー開幕!
3.04
7
発刊: ~
既刊1巻
新刊通知
a3.29
7
発刊: 2003.03.01 ~
既刊1巻
新刊通知
a女心は大きな海のようなものだというのは、穏やかな慈愛も激しい憎悪や嫉妬もすべてひとところに湛えてしまうということ……じゃないですかね? こんなベタベタな文句を持ちだしてしまってどうしよう。ただそれでもたったひとつだけ言える今更な結論は、海は恐ろしいところだということ。本作に描かれているのは皆、すれっからしの女たち。これは、すれっからしの女たちのすれっからしの人生の数々が、決してマイルドとは言えない筆致で綴られた不穏な短編集。作品によってタッチもスタイルも全然異なるのは、漫画家のみならず役者であり音楽家でもあるというマルチタレントな作者ならではの目配せか。明言し難い作風をどうにか言葉で表すならば、「不条理&シュール&ブラック」。いかにも『ガロ』らしい、と言っていいだろうか。オルタナティヴな空気感が通底している。しかし、その「いかにも『ガロ』」な雰囲気なのにも関わらず女たちの恋愛や子育てを主題に据えているところが本作の面白いところでしょう。なんにせよ、「女の生き方のススメ」みたいなハウツーからは百万光年離れた場所にある一冊(教訓を得ることはできるかもしれない)ですから、男性にも女性にも等しくオススメです。 ただ、本編も良いのですが、個人的には巻末に別刷収録された『オートロ』が好きだったりします。初期の貸本劇画のスタイルを踏襲した扉絵をめくると、遭難者の一団が砂漠を彷徨い歩いている。熱と飢えにうなされながら、砂海の真中で一行が発見したものは……。これは、諸星大二郎の漫画で読んだやつだ! しかしもちろんあくまで換骨奪胎、元ネタとはまた異なる方向にひとひねりを加えた結末が。引用的センスをあくまでローファイにエイヤと発揮するあたりにLate 90’S(『オートロは』98年に発表された作品)という季節との共振を感じる。 内容简介 · · · · · · 泣いたりわめいたりもせず、奈落の底一歩手前でゆっくりともがく複雑な女心とふてぶてしいまでの生命力をシリアスに描き、アックス連載時に大好評を博した河井克夫の傑作! ◎帯文/戸川昌子 芸名 河井 克夫 性別 男性 生年月日 1969// 出身地 愛知県 身長 178cm 体重 55kg デビュー年 1995 職種 文化人/タレント・俳優・女優 趣味・特技 ロシア語 プロフィール 漫画家・イラストレーターとして活躍。ギャグの中に一種独特の暗さや不安感を感じさせる作風で、1995年デビュー。情報誌・漫画誌などメジャー、マイナー問わず、様々な媒体で作品を発表する。大人計画主宰の、松尾スズキ氏監督映画『恋の門』『クワイエットルームへようこそ』に出演し俳優としても活動するほか、音楽ユニット「チーム紅卍」を組みDJとして大型フェスに出演し、漫画制作や共書を発表するなど幅広く活躍する。俳優 宮崎吐夢の一連の作品には、イラスト・出演・楽曲提供・演出補などブレーンとして参加する。 デビュー作雑誌『ガロ』 代表作品著書 『ブレーメン』 『女の生き方シリーズ』 『クリスチーナZ』 / イラスト 『金の靴 銀の靴』 / 舞台 『大人計画「自慢★自慢」「愛の罰」』