貴族の真似事をする、顔のない一族「シャドー」。その“顔”として仕える世話係の「生き人形」。来客のない奇妙な館には、今日も煤と黄色い声が、舞う――。
速川唯は、遅刻・忘れ物・居眠りの常習犯で恋愛にもオシャレにも関心がないぐうたら女子高生。何の目標もなくなんとなく過ごしていたある日弟の尊がつくったタイムマシンでうっかり戦国の世へ。そして人類史上初の足軽女子高生が誕生した──!
中学生の時に表紙に惚れて購入したけれど、作者がそちら側の出身なせいか、内容の端々にボーイズラブを匂わせる表現があって10巻程度集めたものの売っぱらってしまった まだ続いてたのか(失礼)と久々に手に取ったのが去年 偏見の目でいたのが申し訳ないくらい面白くなっていた 元々面白かったけど、読む時期が早すぎて理解できてなかったのかもしれない 自分で読んでいるだけでは全てに気づけないくらい数多の伏線が張り巡らされている 他の漫画でも言えることだけど、そういうことか!と気づいた瞬間は何物にも代え難いくらい気持ちがいい ストーリーは勿論、秘密の多いキャラクターばかりで興味をそそられる 話の流れを見るにそう遠くない将来完結に向かうと思う 巻数はそれなりに多いけど、一気読みした方が分かりやすい気がするので、知人には「最近おもしろいよ、黒執事」くらいに匂わせておいて、完結したら全巻貸し出すつもりでいる
by マルカ (73)