ジャンルガバガバ、重複あり。
カレンダーをモチーフとした超人気アイドルグループ「カランドリエ」。華やかな活動のその影で、グループの一員である31は他のメンバーたちから毎日のようにいじめられていた。「自分が笑顔じゃなきゃ、ファンのみんなも笑顔にできないから」やられたら、殺りかえすしかない。いじめによって奪われた自らの笑顔を守るためなら“なんでも”する。他のメンバー30人を相手に、31の狂気の復讐が始まる。
グロ、リョナ、アイドル、ギャグのごちゃ混ぜ漫画。 作者も元々その路線で書き切っておられるので、読み手も全力で乗っかって読めます。 国民的トップアイドルグループ「カランドリエ」 メンバーはカレンダーになぞらえて1から31までの31人が在籍しています。 主人公の31は他のメンバーから凄絶なイジメを受けていました。 ある日、メンバーからイジメが度を越して殺されかけ、咄嗟に殺し返してしまいます。 しかし、そこは闇のアイドル業界。「隠蔽体質」の名のもとに何もかも隠蔽されます。 31はこれまでイジメてきたメンバーに、イジメ続けるメンバーに「アイドル道」とはなんたるかを叩き込み(物理的に)、イジメ返していきます。 グロ、リョナ苦手な方はお控えください。
by せーふぁ (1046)階下の暗闇に気配を感じるような、ドアごしの殺した息づかいのような、視界の隅に映りこんだ視線のような、ざらりとした質感、気分、戦慄。
ゾンビによる人類養殖計画、始動! 人間がほぼ絶滅し、食糧危機に瀕するゾンビ社会。人間の知性と感情を残したままゾンビ化した特異体質のワタルは、仲間の食糧危機を打開するために“人類(エサ)養殖計画”“を思いつく。それは… 生き残った人間の男女を交配(セックス)させて人類(エサ)を養殖するという壮大な計画だった…! だが、やっと見つけた女が今も未練ある元カノだったことから…!? 「斬新な設定!」「キツい、怖い、けど続きが読みたい」とデジタル配信で大反響を巻き起こすゾンビ漫画の新機軸、ついにコミックス発売!!!!!!!
この恋、禁断か否か――。双子の兄・桐也は些細なことで妹・真麻とケンカをして、自宅を飛び出してしまう。何気なくマンションの屋上に向かうと、同じく双子である友人・和馬が座っていた。お互いの家事情を語り、うらやましがる2人。『お互いのキョーダイが入れ替わればいいのに』2人の少年は、そんな言葉を夜空に投げかけるのだった。――8年後、相変わらず桐也と和馬の関係は変わっていない。ただ、一点を除いては……。「私、桐也が好き」真麻から絞り出されるその言葉に、桐也は息を呑む――。その想いが、その認識が交錯する、ツインズクロスストーリー、開幕。
今年完結したばかりの"歯"ラブコメ『不完全で不衛生でふしだら』 のすのはら風香先生の新作。 双子の兄妹・兄:桐也 妹:真麻 と、同じく 双子の姉弟・姉:梢 弟:和馬 はマンションのお隣さんどうし。 幼い頃から家族ぐるみで交流がありました。 8歳のある日、桐也と和馬は互いの姉と妹が入れ替わったらいいのに…と愚痴っていた所、なんと2人は本当に入れ替わってしまいました。 兄妹 兄:桐也 妹 :梢 姉弟 姉:真麻 弟:和馬 と言った感じです。 しかし、入れ替わる前の記憶があるのはなぜか桐也と和馬だけ。 真麻と梢は、「入れ替わる前の血縁関係」を知らないのです。 さて、そこで問題勃発。 主人公の桐也は、実の双子の妹である真麻に告白されてしまいました。 さらに、1巻最終話では桐也と和馬以外に入れ替わる前の血縁関係を知る人物も現れて…。 いやー、面白いです!!! 謎の入れ替わりのSF要素に加え、禁断の恋愛要素、更には入れ替わりの核心に迫るサスペンス的要素まで。 1巻では撒けるものはかなり撒いたという印象。 すっかり惹き込まれました! 作画はスッキリしていて綺麗ですし、テンポも良い! 次巻も楽しみです!!
by せーふぁ (1046)いろんなタイプのホラーが詰まったオムニバス。 各エピソードはガッツリ怖いです。ぐいぐい読ませる。 また構造的に面白いのが、「タイトルと実際の百物語、主人公の年齢と家庭環境」のギャップです。 記録によると百物語は「100個目を話してしまうと、怪異に見舞われるため99個まで語って朝を待つ」のが正式なやり方とされています。 しかし、本作一話目で「全部終わった時に本物の幽霊が出るんだって」と主人公が話しています。 さらに、毎話の始まりと終わりに挟まれるカットで、どうやら主人公の家庭環境が普通じゃないことがわかってきます。 ここでメタ的に、いくつか結末が予想できます。 ① 本作は全十巻・全百話で構成されている? ②-1 100話目を話してしまって、怪異に見舞われて死んでしまう?(タイトル回収) ②-2 99話を話し終えて、最後の百話目で「家庭環境がもたらす災厄」で死んでしまう?(ある意味タイトル回収) 怪談を一つ語るたびに少しずつ主人公の家庭環境について話が進みますが、それが②-2の結末につながる終え方もあるので読者は読んでいる間ずっと気が抜けないんですね。 また本作をより怖く感じるのに一役買っているのが、 「主人公が小学校低学年という年齢上、客観的事実、いわゆる神の視点で見えるものが正しいかどうかがわからない」という部分です。 主人公の自室から聞こえる情報だけで想像するしかないのですが、ここがそもそもボヤけているのがより怖くしているポイント。 とても面白い作品です。最後まで追いかけたいと思います。
by せーふぁ (1046)