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発刊: 2007.01.22 ~
既刊1巻
新刊通知
a本書は、1964年に貸本出版社から刊行された長編単行本で、作者の貸本時代に発表された本格SFの集大成的な作品です。デビュー作「別世界」と後の名作「イアラ」などとをつなぐ楳図作品中で貴重な位置にある秀作といえます。物語は、古代アトランティス大陸の滅亡をモチーフに、大正時代と戦時中、そして現代の日本へと、舞台は時空を超えて広がります。主人公の少年は、関東大震災をきっかけに不思議な記憶を甦えらせます。少年が青年に成長した戦時中、ある博士の発明した記憶再生装置によりその記憶が再現されますが、少年の前世はアトランティス王国の王族だったことや、その滅亡の悲劇が次々に明かされるという、謎が謎を呼ぶ展開になっています。荒俣宏、竹熊健太郎両氏の解説を載せた小冊子付。
大正時代、金も名誉も家族も捨てて、恋に走った女がいた。26歳上の石炭王に嫁入りした「金で買われた伯爵令嬢」こと煌子(きらこ)は、歌人として名を成し、ついには7歳年下の弁護士と駆け落ち。新聞を通じて悲惨な結婚生活を暴露し、女性の自由と権利を求める女として世間から賞賛される。だがそこには隠された真相があった…。
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発刊: 2015.07.10 ~
完結・全1巻
新刊通知
a社会人として初めての夏休みを迎えた主人公・朔夜。そんな朔夜の元を訪れてきたのは、なんとお化けのメリーさんだった! 夏休みの期間は1週間。そのまま家に住みついてしまったメリーの自由奔放な性格に振り回される朔夜は、早く成仏してほしいと願っている。やがて、朔夜にとって、メリーは大切な存在である事に気が付いていくが、同時に人間とお化けの恋は成立しない事に葛藤していくのだった。最高に笑えるドタバタコメディーから、誰もが感動する別れの瞬間へ! 描き下ろし47ページの続編を収録した、この夏一番の笑えて泣けるコミック!