ギャグでありながら哲学。大まじめでありながらギャグ。かつて、その潔いタイトルで大ヒットを記録した名作4コマ漫語辞典『コージ苑』。世の中のありとあらゆる事象を斬りまくり、ギャグ漫画のひとつの方向性を確立した相原コージ氏の代表作を文庫サイズで復刻しました!
SP、その任務は“護る”こと。時に自分の命をも盾にして要人を守り抜く、警察官。新人SPにも関わらず規格外のアクションで要人を警護する井上薫、そして第四係の面々は、突然襲い来る危機をいかに切り抜けるのか!?決断に次ぐ決断、幼少期からの秘めた思い、SPとしての矜持――警護のプロフェッショナルを描く群像譚、ついに単行本化!!TVドラマ・映画「SP」の原案・脚本も務める小説家・金城一紀氏が2年以上に及ぶ構想期間を経て、初の書き下ろし漫画原作に挑んだ本作。ドラマで描ききれなかったオリジナルエピソードを織り交ぜ、物語の深淵に迫る、まったく新しい「SP」が誕生しました。
園田なるみは高校3年生。陸上部でインターハイまで出た彼女は体育大学に推薦入学が決まっていたが、自分の進路について悩んでいた。彼女は考えた末に推薦入学を辞退し予備校の冬期講習に通い始める。ところが、彼女が間違って選んでしまったコースは国公立早慶受験クラスで、もちろん授業内容はちんぷんかんぷんで…。予備校で知り合った、なるみとその仲間たちが、青春の嵐の中、傷つき、いたわり合い、成長を続けていく、青春ラブストーリー!!
1992年。当時10歳だった魂輝は、父・白虎と共に、アイドル・森高みくのコンサート会場に来ていた。魂輝の誕生プレゼントに、みくのパンツをやるという白虎はステージに上り、言葉巧みに、みくにパンツを脱がせてしまう…。それから8年。高3になった魂輝は、思いを寄せるユキに「二人でジョンとヨーコになろう」と告白。だが、いとも簡単にふられてしまった。落ち込んだ魂輝は、生前に父が残した机の鍵のことを思い出す。その鍵で父の引き出しを開けてみると、そこに入っていたのは「甘露(アマリタ)教典」と題された一冊の書。父が人生をかけて書き上げた、ジゴロのテキストだった。
アイドルオタクの高校生・芥川魂輝は、ジョンとヨーコのような真実の愛を夢見る高校生だが、その寒い妄想を想い人に伝えたところ歯牙にも掛けられず玉砕してしまう。 失意の底に落ちた魂輝は、伝説のジゴロだった父・芥川白虎の残した「甘露教典」と題された書を手にする。それは父がその全てをかけて書き上げた、ジゴロのテキストだった。 女性の経験が皆無の魂輝は聖典を手にしても実践ができない、そんな彼の前に白虎の一番弟子だった「教授」と名乗る男が現れる。 教授の力を借りてサイトを立ち上げ、いつの日か、押しのトップアイドル・シスターXの朝水灯を落とすため、魂輝は謎の愛の救世主「NG」としてインターネットに溢れる女性たちの心の苦しみを救い出す、というストーリー。 設定がすごくうまいと感じました。 どんなに取り繕っても本当は苦しんでいる。今の人間はどうしようもなく弱っている。 家族にも友達にも明かせない悩みも、この闇の向こうならすべてさらけ出すことができる。 父から受け継いだ甘言を元に、絶望の淵に追い込まれた女性たちを救ってゆく「君はそのままでいい、そのままでいいんだ」と。 それは皮肉にもジョンの唱えた言葉「Let it be」と同じ言葉ですが、「Let it be」だけですべてが解決するわけではなく、本書は現実と向き合い戦わなければいけないことを伝えてくれる内容になっています。 愛だけで腹は膨れないわけで。 相変わらずピュアなオタクの心をえぐる題材ですが、エグさはBバージンよりはマイルドかと思います。 何よりもNGのかっこよさを楽しむ作品でした。 なお、本書のように、インターネッツに溢れた女性のSOSへ言葉巧みに近づいて、悪行をなさんとす不貞な輩は実在するので、淑女諸氏はご留意いただきたいなと願います。
by うにたべたい (525)戦隊もののヒーローに憧れる英雄は、ふとしたことで知り合った女性と一晩をともにすることに。何も覚えていない英雄は、責任をとろうとするが…北崎拓の人気ラブコメディ、待望の第一巻!
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発刊: 2017.11.30 ~
完結・全3巻
新刊通知
aマザコンタイムトラベラー、母愛一直線! 僕の母さんはかつて 国民的アイドルだった皆好尊子。 この世界で最高の女性だ。 でもある日、母さんが 簀巻きの"何か”の姿に変貌してしまった! 母さんを元の姿に戻すため、僕は時を駆ける!! あらゆる世代の母さんと、僕は出会う!!! なぜなら母さんを愛しているから!
親父が帰ってきた。家族が待つ家に。だが、親父が不在だった16年の間に、娘・久美子はヤクザの妻となり、息子・洋介は根性のないヘタレヤンキーになり、母親はオロオロするばかりで…。帰ってくるなり早々、久美子につきまとうヤクザを一撃で倒した親父。驚く久美子と洋介に、母から驚愕の過去が語られる。16年前、親父は一家を守るためヤクザと闘っていた!!
3.00
309
発刊: 2017.10.12 ~
完結・全2巻
新刊通知
a既読スルー、禁止。 『花のズボラ飯』水沢悦子の 「もう傷つきたくない」という心の叫びを感じる、 渾身のエロギャグ・ショート!(フィクション) ライ●流出、巨大掲示板書き込み、SNSでのマウンティング精神、過去の恥ずかしい発言が永遠に残る… こんなにも“悪”にまみれた現代社会において、 アンチネットのポリシーを貫く携帯電話会社「もしもし堂」。 その支店に勤めるてるみさんに一方的な恋心を抱く 中学生・鈴太郎(りんたろう)の日常コメディー。 「てるみさんはねぇっ!!ネットから遠ざかって生きてて… もちろんSNSなんかもやんない… 女神的存在なんだよ!! こんなにも見境無く異性と繋がりまくってヤりまくれる世界でだよ? この現代で恋愛というものをめちゃめちゃ原始的葛神聖な駆け引きにまで高めてるんだよてるみさんは!!(以下略)」 SNS疲れた水沢悦子が、同じ気持ちだろうあなたに捧ぐ、 新しい「つながり」を求めるテレフォン・ラブ・ショート。 オールカラーで収録。